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カテゴリ:神奈川県
それにしてもこれまてずっとこのタイトルで報告を続けてきたけれど、なんともはや冴えぬ言い回しであるなあ。新たな年を迎えたのだから少しは工夫を凝らしてみても良さそうなものであるけれど、やはり今回も横着してそのまま使い回すことにするのであります。一年程前に喫茶巡りの道中に南橋本駅では下車していて、その際には意中の喫茶店はやっていませんでした。さて、今回はどうでしょう。代わりと言っては失礼ですが、前回にその代わりに立ち寄った駅前の喫茶と酒場は健在なようです。どちらも大変好みでしたので、これから不運に見舞われてしまったならこちらに寄ればいいではないか。また、酒場放浪記で放映された酒場の他にも前回は休みのため入れなかった是非ともお邪魔したい酒場があるのです。つまりは、これから南橋本駅の周辺では行くべき店が3軒あるという事です。これが3軒とも駅から近く、それぞれのお店も道を挟んで向かい合わせだったり、隣り合わせだったりするものだから、楽ちんなのであります。さらに抑えの店が2軒あるのだからこれは万端の状況なのであります。先の上溝の時とは雲泥の差の好都合目白押しなのであります。
ところが「コロンビア」といったか、その喫茶店は跡形もなくなっています。また、「やきとり のぶちゃん」は接近を試みたところ、それを見透かしたがごとくに看板の照明が消灯されてしまいました。何とも嫌な予感がします。一番の目当てである「はま辺」に近寄ると、まだ営業しているらしいのですが、嫌な予感が静まることはないのです。こればかりは苦悩を弄んだところでどうにもならぬので、意を決して戸を開け放ちます。座敷は空いているし、カウンター席も詰めてもらえば何とかなりそうだ、これはイケると思ったのが浅はかでした。店の女性が今晩はもうお出しできる物ないんですよと店主らしき方に視線を向けるのです。それは困る、何としても呑まして欲しいという訴えは、ツマミはある物で十分ですからの一言が決め手となったらしく、何とか入店を許されたのであります。そう、ここはどうやら店名にある通り、魚介料理がウリのようなのであります。フフフ、ぼくには肴などどうでもいいのだよ、申し訳ないけれど。そういえば座敷の片隅には鍋を始めとして夥しいまでの宴の痕跡が残されています。そんな残骸の脇でいかにも脇役のようにわれらは腰を下ろすのでした。雰囲気は大変いいですねえ、落ち着いてゆっくりと腰を据えて呑みたくなる感じです。ただし、余り歓迎されてはいないであろう我々にはさして時間は残されてはおらぬのだ。ありきたりの品も何かちょっとした工夫が凝らされているのであろうか、とても美味しく感じられる。さすがの人気店であります。しかし、今しがた門前払いを食わされた「のぶちゃん」の噂に聞く激安ぶりに較べるととてもお高めなのであります。宴会で盛大にやるのが正解のような気がします。でも今度は「のぶちゃん」を軸に再訪せねばならなくなったので、その時には魚介料理も頂いてみなくてはならないとそっと呟いてみたりするのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018/01/25 08:30:03 AM
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