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夜が待ち遠しい

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さかまたつみ

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2018/11/03
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カテゴリ:世田谷区
 千歳烏山という町に対しては、小奇麗な住宅街という印象しかありませんでした。そういう意味ではこの町に駆り出すきっかけを作ってくれた酒場放浪記という番組には、やはり多少なりの恩義を感じることになったのです。新宿からあっという間で着いてしまうのだからはるばるやって来たという気分は希薄なのもこの町を訪れる機会を減ずる理由となり得ると思うのです。そういう心理的に近くて遠いという町が実はまだ少なからずあると思うから、時間のある時にでも当たりを付けてみたいと思うのであります。いや、仮に訪れていても長らく縁のなかった町であれば、全く別な視線で町を再発見する事ができるだろうから過去帳を当たるより、思い立ったら予断なく出向くのが良いのでしょう。なんて事を思うのであるけれど、昨夜だって仕事の出先から早い時間に直帰するチャンスなのに身から出た錆で、無駄に潰してしまったのだからなかなか上手くは事は運ばぬのです。さて、千歳烏山ですがこれまでの書き振りだといかにも初めて散策したかのように書かれていますが、実のところ以前歩いているのですね。それなのに覚えがまるでないとは情けない限りであるし、それよりなによりこれからお邪魔する酒場を素通りしてしまったかと思うと顔から火を噴きそうな位に面目のないことに思えるのでした。









 駅前の線路沿いを少し歩くといかにも健全な商店街から一転して、黒澤明の『野良犬』とか『酔いどれ天使』なんかに描かれたような胡散臭いムードの路地が不意に出没するのであります。そこにあるのが酒場放浪記で紹介された「鳥誠」であります。屋号はなかなかに高級感漂う格式高そうなものでありますが、現物を目にしたらわれわれの嗜好に親しいボロ酒場であることをご理解頂けるかと思うのです。もう何度も語っていてなおも繰り返すのはボロという言葉に含まれる愛情の何たるかを未だ理解されぬ方がいるらしいからです。と一応言い訳をしてみるけれど、まあとにかく千歳烏山なんてスカした町と思っていたところにこんな味のある酒場があろうとは思ってもみなかったのです。先にも書いたがここを見逃したは今生の恥と言ってもいいくらいです。だから先入観に基づくせっかちな散策にはこうした罠が付きものなのです。恥で済めばまだしもだけれどこのまま知らぬこととしてしまっていたら激しい後悔を噛み締めるより仕方なかったはずです。さて、混んでないし、かと言って空いてもいないから客の入りとしては、丁度よい塩梅であります。入口付近のカウンター席は、独りには格好の席です。美味そうな大皿を眺められて正直見ているだけ、匂いを嗅ぐだけでもはや肴など無用となりそうなのだけれど、それはそうもいくまい。なのでついゴーヤチャンプルーなど頼んでしまうのだけれど、いくら好きだからってそれで良いのか。正直抜群に美味いゴーヤチャンプルーを自ら拵える自信はあります。でもそれでも美味いから文句ないのだ。結論からすれば普段自分では自作せぬ肴こそ食すべきなのだろうけれどもう目先は好きな物に偏向せざるを得ないのだ。それを言うなら眼前にどっかと置かれた大皿の麻婆豆腐なんぞ好物の筆頭に挙げてもいいくらいであるけれど、これに関しては己の手作りのモノに絶対的な自信があるから頼まぬのであります。そう考えるとコチラは見掛けは独酌向きであるけれど、実は何人かで来るのが正解かもしれません。他人の気分で頼んだ品のほうがしっくりくる場合って少なかないですから。実際、カウンターのお隣の老夫婦は注文内容がまとまらずで口論寸前の掛け合いでそれもまた楽しなのです。







 駅前に取って返して立ち寄ってみたのが「大衆酒場 亀屋」でした。ピンボケで何だか良く分からぬ見栄えとなっていますが、まあさして興奮するでもない普通の構えのいかにもな焼鳥屋に見えます。その推測は概ね間違ってはいないと思うのですが、閑散としているのがやや気になるところ。奥のテーブル席では世の中を一様に憎んでいるかのような険しい表情のオヤジが凄まじい威圧感で鎮座していると思えば、ぼくの隣の四十前後の男は頼もしくもとんでもない数の口の残骸を並べている。どうしたものかねえ、なんて相手にしなければ良いだけなのだけれど、すでに怯み気味になるのです。なんて席に着いてしまえばそんなの少しも気にならないんですが、とにかく曲者が多い感じです。外観は先の酒場がよほどハードでしたが人の醸すムードはこちらが余程ハードです。ここでは注文に迷うことはありません。ウーロンハイがお得だし、肴は焼鳥で構わぬだろう。どちらも特筆すべきところはどこにも見出だせぬ。店の方も客も引いた事だし、早めに店を閉めたいという気分が態度に見え隠れします。適度に緩くてダレた雰囲気をぼくは擁護します。いや、擁護というのはちょっと上からの物言いだし、大体が無礼なことを語っているのだからもう少し穏当な言い方を模索すべきだけれど、そう感じるのはむしろぼくが思いっ切りリラックスしてだらけているからもたらされる感想なのだろうなあ。





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Last updated  2018/11/03 08:30:10 AM
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