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さかまたつみ

みなさんこんばんは、ようやく待ちに待った夜が来ました。今日も無事夜を迎えられたことを喜びつつ、今歩いている土地やこれから向かう場所、そこで見聞きしたことや思い浮かべたことあれこれを綴っていきたいと思っています。

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背番号のないエースG@ Re銚子鉄道『ＮＨＫ「澪つくし」　　～　ああ銚子鉄…

さかまたつみ@ Re[1]:日暮里駅併設の老舗カフェレストラン(03/17) 25￠さんへこんにちは。いやいやちょっ…

25￠@ Re:日暮里駅併設の老舗カフェレストラン(03/17) そうですよね。数百軒では語れないですよ…

ガーゴイル@ どこのドイツ京葉線に千鳥町駅を建設して千鳥町駅から…

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2019/08/17

　毎度毎度繰り返しのようなことばかり語っていて、芸のないことで誠に申し訳ないことですが、亀有はもう知り尽くしているという根拠なき自信がまたも砕かれることになるのでした。そういう己の愚昧さのもたらす取りこぼしに気付いたりして、それを発見などと吹聴するような恥知らずにはなりたくないし、たかだか酒場巡りにもっともらしい物語を捏造する趣味もないので、どうしても語りは通り一辺倒になることはご容赦いただきたい。とこれも変わらず言い訳から語りを始めるのでありますが、この夜はS氏と呑むことになっていて、本来であればちょっと遠出をして変化のない日常、いや限定された地域に偏りがちなこのブログに彩を加えたいと思ったりもしたのでした。ところが、そう思い通りにいかぬのが勤め人の定めでありまして、案の定というべきか職場を出損なってしまい、結局便利な亀有に向かうことになるのでした。選択肢はいくつもあったのですが、この夜は亀有に行きさえすればなんとかなるだろうという直感が働いたわけです。というか、近隣の金町や綾瀬に行くのはどうも気が乗らなかったという、理由があるようなないような曖昧な判断で亀有に決めたのでした。

　多くの方がそうなんだろうけれど、鉄道沿線で呑み歩くと改札を抜けたのちには駅のどちら側に向かうかで迷わされることになります。住宅街と歓楽街の落差が明瞭だったり、そもそも店舗らしき物件が見えぬ場合であれば悩むことすら叶わぬけれど、亀有だといつでも迷うことになります。かてつは南側は八百屋や魚屋などの商店街、北側に飲食店街が広がっているという印象がありました。なので、昼間は南側が賑わっていたのが夕刻が迫るにつれ北側に人が集まり始める、そしてそこを往来する人々も女性から男性の割合が増していたように思うのです。かつてあった亀有名画座で4本立てを見に行った時の行きと帰りの様子が全く異なったという思い出がありますが、今では駅のどちらを見ても明瞭な差異は認められません。さて、かつては今よりずっとごちゃごちゃしていた南側の路地の裏に「居酒屋天潮」という居酒屋があることを恥ずかしながらこれまで知らなかった。というかそもそもこんな抜け道のような路地の存在すら知らなかったのです。知らないことは恥ずかしいことではないという慰め言葉があるけれど、恥ずかしくなくても残念なことではあります。でも入れたからまあよかろうと、くよくよすることもなく勇んで店内に入ります。外観はモダンだけど店内はなかなかよい雰囲気のいかにも居酒屋らしい風情でそこそこ枯れた感じもあります。店のご夫婦も初老であれば失礼には当たらぬと思います。さて、とりあえずのビールで喉を潤した後は、チューハイに移行。明太入り玉子焼きも焼鳥も実にちゃんとしているじゃないか。昔のいかにも居酒屋なお店の肴というのは、どこも似たり寄ったりの品ばかりで、こちらもまあそうした定番ばかりなのですが、ここのは少なくともとても旨いからつい酒も進んでしまうのです。しかもボリュームもがっつり系なのでうっかり頼み過ぎると食べきれぬこともありそうだから気をつけねばならぬなあ。

　さて、もう一軒。暑くて歩き回る気力もないのでこちらも見覚えのなかった「やきとん一粋家」にお邪魔しました。面白味のないチェーン店のようなか前のお店であります。卓席を勧められ、暑い日におっさん同士が肩を寄せ合うのはぞっとせぬからありがたく従ったのですが、隣のオヤジがとんでもなく喧しいのだ。さすがにあれだけ騒がしいとなれば店の方も注意してもよさそうなものだ。ホッピーを注文し、ホルモン炒めと自家製の厚揚げを頼むことにしました。ホルモン炒めは甘みがちょっと強くてくどい印象、ホルモンの臭みもちょっと気になるなあ。などという間にホッピーは空になり、中をお替り。されど厚揚げはまだ来ぬのである。やがて店の方が来て語るには、2度揚げてみたけれど水分が多くて破裂してしまうとのことです。仕方ないと思わぬでもないけれど、言い訳するならもっと早くしてほしいものだ。それから普段使っている豆腐がなかったのかもしれないが、その状態を事前に確認せずにいきなり客に出そうと思うのが不思議でならない。自分で旨いか確認していない品を出してもいいものだろうかと疑問に思うのだ。ポテサラは悪くないけれど、どうもハナマサのちょっといい方の袋入り業務用っぽかったなあ。そういえば亀有のよその店でも同じものが出されたことがあります。と悪く言い過ぎたけれど、最後にお試しでいただいたカシラはかなりいいんじゃないかと思いました。サイズも立派で食べ甲斐があるし、やはりもつ焼屋ではまずはもつ焼を食べるべきと思ったのでした。

　余談ですが、亀有の酒場ってピザの提供率が高くはないだろうか。この日の両店でもメニューにあったし、これまでも何度も遭遇しています。他所の町より亀有はジャンクフードが好みということなのでしょうか。

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Last updated 2019/08/17　08:30:06 AM
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