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カテゴリ:板橋区
地下鉄赤塚駅は、東京メトロ有楽町線で池袋駅から15分程度の埼玉県との境目にある駅であります。ぼくにとってはすぐそばの東武東上線の下赤塚駅が馴染みであり、この日も本当は東武東上線でやってきたのでありますが、知らぬ間に営団赤塚駅から駅名に微調整が加えられたことを記録に留めるという理由でタイトルには地下鉄赤塚駅という記載としてみたのでした。まあ、そんなことはどうでもよくてですね、実はとても気になる酒場がこの近くにあるのですよ。
ここと都営地下鉄大江戸線の光が丘駅にかけてはもう団地だらけの地域でありまして、一括りにして光が丘という地名で読んでしまうしかない程に団地が林立しているのでありますが、この日目指した酒場は、そんな数多い団地群のむつみ台団地なる大規模団地の裏手の通りにありまして、数軒のお店が軒を連ねていてなかなかの風情なのですけれど、あな悔しやお休みではないですか。おでん屋さんもありますけど、こちらも休みのようですねえ。コカ・コーラの看板の店舗が目指す酒場のようですが、またのお楽しみにとっておくしかなさそうです。なんて、ここまで来るのは億劫だなあ。 ということで、駅の近くで見掛けていた「カウンター居酒屋 フルスイング」に立ち寄ることにしました。真っ直ぐなカウンターのみで空調の利きが悪く、地元のじいさんで埋まる、肴のメニューも冷蔵庫から出すだけみたいなカラオケ付きのお店という余り好ましくないイメージで想定していました。ところが中に入ると案外こざっぱりとして、内装もコの字のカウンターなど通好みに造り込まれていてなかなか雰囲気がいいのでした。品書きもズラリと酒場としてあるべき品がひと通り揃うようで、これだけあったら毎日通ってもしばらくは飽きることはなさそうです。黒板には季節の品書きも板書されており、目に付いた冬瓜と魚アラ煮を注文します。ブリと鮭のアラがまあ多少骨ばってはいたけれど、よく煮込まれていて濃い味付けが大汗かいてミネラルを失いつつあるぼくの体中に染み渡るようでした。キンキンに冷えたレモンサワーもやはり脱脂綿のごとくに体内にみるみると吸収されるようで、炎天下を彷徨った後の酒は実に利くのでありました。そうそう、書きたいことは大体以上で終わりなのでありますが、店名の軽さもそうだけれど、店の構えのスタイルがどうも大阪辺り、もう少し具体的には京橋辺りにあっても不思議じゃない感じで好みでした。ということはつまりはあまり東京の酒場っぽくないといことですけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/08/27 08:30:06 AM
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