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またも亀有の酒場で恐縮です。もしかするとぼくの近頃の怠惰さや弱気心に気付かれている方も少なくないかもしれません。というのは、このブログは個人的な日記というのが建前ですが、基本的なコンセプトとしてはハシゴ酒を楽しむことの愉快さについて啓蒙したいという意図も含めているのです。だけれども近頃は、ハシゴもせずに報告するにはいささか小粒な酒場がやけに多くはないか、酒呑みのごとく振舞っているけれど実際には大した酒量はいけぬのではなかろうかと怪訝に思っている方も少なくなかろうと思うのです。ということでここで一言だけ弁明を述べさせていただきたい。まず、極力同じ店は取り上げないこと―たまに2軒目として報告する場合もあるけれど―に拘ったため、多少忙しい日々が続いたこともあって報告待機中の初訪酒場のストックが底をついてきたのがひとつあります。ほかにも、健診結果の不調や夏場の浪費による金欠といった要因が重なったこともあり、いかにも呆気なく終いとなる呑みばかりを報告してしまいました。でも多少秋めいてきたり、節約したこともあって徐々にペースを引き戻しつつありますので、遠からず以前程度のハシゴ報告ができると思うので、今しばしお待ちください。
お邪魔したのは、「すっとこどっ来い」です。駅の南側の商店街に面してあるので、すぐに遭遇するはずです。いつ頃に発生したのかは分からぬけれど、店内にはまだ開店を祝う近くのガールズバーからの小さな花輪が飾られていましたので、そう日は経っていないようです。サッシ戸の安普請な雰囲気は案外開放的で貧乏系酒呑みにとって吸引力を強く放つタイプのお店です。が、しかしそういう見掛けで騙されてはなりません。こうしたお店はオール500円均一といった感じで思いがけずもお高くつくことが少なくないことを経験から学んでいるのです。他にお客さんはお一人。いかめしい顔立ちのおっさんで、ここの女性たちとお喋りするのが楽しみで通い始めたようです。女性たちと書きましたが、母娘ほどの年齢差があるように見えます。その娘さんの旦那さんも厨房を引き受けているけれど、せいぜい10名も入ればいっぱいとなるこのキャパのお店で3名はいかにも人でが余り過ぎてはいやしないかと心配になります。肴の値段は安くはないけれど、今回お願いした海苔チーズ―ねっ、こういう簡単な品が多いのにこの人手は多すぎるでしょ?―が300円だからまあ妥当な値段の範囲内であります。まあ、別の仕事を終えてのお手伝い程度と考えればこれもまたありなのかもしれませんが、初めてでいきなりそんな不躾なことも言えないし、聞けるはずがありません。というわけで、別に悪くはないけれど母娘との会話を楽しみたいという理由があれば出向く理由とはなりそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/10/19 08:30:06 AM
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