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カテゴリ:葛飾区
亀有の住宅街に角打ちがあることはお馴染みのせんべろ.netで仕入れた情報です。亀有にはまだこんな知らぬ酒場があったのかと驚かされました。でもそれを知ってすぐに出向いたかというとそうはしなかったのであります。何度もこのそばを通り抜けたにも関わらず見過ごしてしまった己を恥じるばかりにその散漫なる注意力から目を背けたいばかりに忌避したなどというつまらぬ理由ではなく、単にそれなりの距離があるから面倒だっただけなのです。でもまあ大概そうなのだけれど、実際に行ってみたらどうってことはないんですね。ってまあ呑みに行くことさえ面倒だなんてことを言い出したら、このブログを続ける意味などなくなってしまうし、そうでなくても余りに怠け心に侵されてしまうとぼくの生き甲斐すら失われてしまうから、面倒がらずに動き続けるべきなのです。
近頃、いやディスカウントストアの出没からもう随分と歳月が流れたけれど、町の酒屋さんはやっていくのが物凄く厳しいらしいと聞い及んでいます。まあ、そうだろうなあ、その事は気の毒に思いもするし地元の縁が薄くなった事に寒々しい物を感じたりもします。でも地縁に頼り切って何ら変革をもたらさずにいたのだとしたら、厳しい言い方になるけれどそれはそれで自業自得と捉えられても仕方のない事だと思うのです。例えばですよ、角打ちというサービスは酒屋さんの摂るべきサービスとしては、伝統芸みたいな所もあるから、もし店を続けたいとホントに願うなら早速に採用を検討してみても良いと思うのです。「碇屋酒店」は、この8月から角打ちのサービスを開始したばかりだというから、初老のご夫婦は遅まきながらも思い切った決断をしたものです。しかも肴も各種取り揃えているから、コンビニ前で呑むのと何がそんなに違うのやらと思わぬでもない―ていうか、種類も豊富で温めて食べる事もできるからコンビニの方がマシと思わぬ事もありますが―都内の角打ちとは志の高さが初めから違っているようです。聞くともともとはカキ氷を出すだけのつもりだったのがいつの間にか折角なら角打ちにしてしまおうかという方針に舵を切ったらしいから何とも思い切りが良いことです。そのために保健所への届け出やらをコツコツとこなして来られたことに頭が下がる思いです。さて、角打ちらしく冷蔵庫から発泡酒、いや第三のビールかを取り出して品書きを眺めると手の込んだものではないけれど呑兵衛好みのつまみが揃っています。玉こんにゃくにシュウマイも角打ちで頂けるとは嬉しい事です。再び冷蔵庫を眺めると各地の銘酒が100ml160円から頂けるようです。値段の付け方が一升瓶と比例していないから値段の割が良い銘柄を選ぶ己のセコさが虚しい。それはともかく角打ちらしく手頃だし、さらに加えて店の夫婦の人柄がたても素晴らしいから近くに住んだら日参必至です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/10/30 08:30:06 AM
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