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カテゴリ:荒川区
三河島で中華飯店といえば「光栄軒」がよく知られています。あれっ、もしかして知られていないとお話が続かなくなるから一応補足しておきますと、こちらはドカ盛りで有名なお店なのでありました。テレビでもしょっちゅう放映されていました。近頃は知りませんが。ぼくも随分以前に一度、恐る恐る出お邪魔しましたがさすがに危険なメニューは回避することにした根性なしなのです。その店のあるのは明治通り沿いなのですが、通りを挟んでもう一軒、中華飯店があることはよく知っていました。が、店名から本場風中国料理店と思い込んで遠巻きに見過ごしていたのですが、この度唐突に気が向いて行ってみることにしたのでした。
店名は、「中華料理 ハルピン」でありまして、これまでぼくのお邪魔した「ハルピン」という名のお店は総じて中国の方が主人であったため、本場風だと思い込んでいたけれど、考えてみれば満州国からの引揚者なんかも少なくないはずだと思えば和式中華のお店であっても不思議ではないのであります。でもハルピンとなると餃子となるわけで、本当であれば水餃子がいいのでありましょうが、まあ焼きでも構うまい。出された餃子は羽根付きのもので、家庭であればパリパリ感を演出するにはいいテクニックだと思うけれど、お店で出すのは脂っこくなって余り好みではないのであります。でもここのは餃子1個1個が大きくて、皮に油がしみこみまくってしつこくなったりせぬから悪くありません。薄暗い店内で、最初は客はぼく一人だったのですが意外やといっては失礼か、その後次々とお客さんが訪れて、かなりの繁盛店であることを知るのです。で、家族連れは鶏の唐揚げを頼んでいたのでありますが、これが大皿に大振りの唐揚げがうず高く積まれていて、重量は1キロは下るまいという見た目でありました。主人の息子らしきフロアーを担当するお兄さんが語るには、幼少の頃より唐揚げばかり食べてきて、いつもいっぱい食べたから店でも盛りが多くなったといったようなことを語っていたような。とにかく何でもかんでも多ければ良いという訳ではないけれど、メンバーを揃えて臨みたい気分にはさせられました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/12/21 08:30:06 AM
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