|
カテゴリ:足立区
北千住について書こうとすると、書いては捨てを繰り返すことになります。北千住がどうにも好きになれぬのは、駅の構内が上下に行ったり来たりするところにも原因がありそうです。例えばJRから東武伊勢崎線に乗り換えようとしては、上り下りを繰り返したり、千代田線からつくばエクスプレスに乗り換えるときにもやはりやたらと長い移動を強いられたりと、どうも印象が良くない。新宿や池袋、それにそうそう、近頃の渋谷なんてその鬱陶しさが極限に達したかのような使い勝手の悪さで、想像してみただけでも面倒で仕方がないのです。単に北千住駅を目的地に出向く場合はさほど面倒ではないことは分かっているのだけれど、いちいち階段を上り下りする苦労を想像するとどうしても足が遠のいてしまうのでした。その事情は赤羽にも似たところがありそうです。そう、ぼくには上昇志向が希薄なのです。社会的地位とかそういう事ではなくて、端的に高い所が好きではないらしい。しかし、この話題は語り出すとキリなく語れてしまいそうだから、本題に入ることにします。
で、お邪魔したのは、ビルの上階でも地下でもない路面のお店、「ここのつ」です。ここのつねえ、何かこの店名からして意味ありげで思わせぶりな感じがするのがちょっと気になりますもともとは意識高い系の定食屋らしいのですが、名物がレバニラ炒めというのもやはり気掛かりです。こう書いているうちにここのつの由来の意味が見えてくると思えたけれどそうはならぬようだから、話を先に進めるのだ。低価格の肴、いやここでは定食に添えるサイドメニューということになるのだろうけど、それが酒の肴にピッタリなのです。いろんなものを頂いたけれど、糠漬けとか卵焼きなどを頼むだけでもその実力はよく分かる、どれもこれも丁寧な調理で特にオムレツのような卵焼きには鶏挽肉が混ぜ込まれていて、これそのままに白米にぶち撒けて掻き込んだら新しい親子丼として一品になるんじゃないかな。無論、自慢のレバニラ炒めも抜群で、独り客がこぞってこれを頼んで一杯やってるの分かる気がするなあ。こういうのは酒の肴でシェアするより独り占めしたくなるものです。とまあ、料理には満足ですがアルバイト君の修行が足りぬのか、とにかくサービスの提供に時間を食い過ぎで酔うに至るのに時間を要するのです。その点はもう改善の余地があるかもしれぬけれど、ともかくもし今度来るなら独りで利用する事にしたいと思うのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/01/06 08:30:09 AM
コメント(0) | コメントを書く
[足立区] カテゴリの最新記事
|