|
カテゴリ:葛飾区
金町ではかなり各所で呑んだけれど、まだまだ開拓し切れていないエリアがあります。この界隈をご存知の方なら容易に想像がつくでありましょう、そう水元公園とその先のエリアであります。無論というと偉ぶっているようで気恥ずかしいのですが何度かは足を伸ばしたこともありますし、片手程度の店では呑んでもいる訳ですが、まだまだ納得いくには至っておりません。と書くとさもようやく重い腰を上げたのかとお思いになられるかもしれぬけれど、そうはならぬのでした。どうもまだまだ遊び呆けるという気分にはなれず、行動範囲は狭まる一方ですし、知られざる酒場に巡り合おうという意欲というか気概も湧かぬまま一年を終えようとしています。いやまだ見ぬ凄い酒場の存在は、それなりにリサーチは続けているので意欲はあるけれど行動が伴っていないという訳であります。
金町駅の南口を線路に沿って少し進むと酒場がちらほらと姿を現しだします。現在は移転してしまった「ブウちゃん」やここだけは例外的に激しくそそられる外観―ただし店内は案外普通だったりする―を呈する「深川酒場」を除くとどこもかしこも似たり寄ったりで、これという個性もないし、個性がなくて構わぬとしても前のめりで突入したいと思えるような店はないのでありました。しかし、時間も押しているからぐずぐず迷ってはいられません。ということで、「さんゆう」に入ることを決心したのです。どうしてもうちょっと外観を見栄えよくしなかったんだろうなあ。見てくれ重視で店を決めるぼくのような客もまあどうかと思わなくもないけれど、店の見てくれに拘ることで愛着が増すということもあるのではないかと思うのですよ。さて、見た目はいまひとつですが、呑み屋としては過不足のない店と思いました。定番ばかりで特別な肴など何もないけれど、そこそこにお手頃でありさえすれば肴など何を頼んだってそれなりにつまめるものです。しかも嬉しいことにおにぎりのサービスまでしてくれるのです。こうした何気ないサービスはダイエット中の方には有難迷惑でありましょうがやはりうれしいものなのです。おやおや、写真を見て思い出しましたが、そういやこの夜は立て続けにブレーカーが落ちて店内が暗くなりました。この症状は改善されたのでしょうか。案外いまだに炊飯器を使うとブレーカーが落ちるという状態名と思うとなんだかちょっと愉快になるのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/11/16 08:30:05 AM
コメント(0) | コメントを書く
[葛飾区] カテゴリの最新記事
|