|
カテゴリ:葛飾区
今朝、PCを見てみると居酒屋探訪メモが消えてなくなってしまっていました。うっかり操作ミスなのか理由は分からぬけれど、往々にしてぼくはこういうチョンボを犯してしまうのです。もう随分多くのものを失ってきているから多少のことではへこんだりしません。へこみはしないけれど、かなり激しい怒りが沸き起こってくるのです。その怒りの矛先の向けどころがない、いや自分自身に向けるしかないのが悔しくてならないのです。幸いにも全滅って訳じゃなくて1か月ほど前時点のファイルを残してあったからよかったのですが、1か月分の遺漏を埋めるのはほぼ不可能に思えるのです。まあ元々が単なる各地の居酒屋の基本情報に訪れた日取りとお気に入り度合いを追記しただけのデータだから色々な意味で大したデータではないのだけれど。だったらいっその事、全て消え去ってしまった方がさっぱりするんじゃないかという気持ちも無きにしも非ずなのです。自ら処分するだけの気合はなくともなくなってしまった以上は諦めるしかないという思い切りなら持ち合わせていると思うのです。これまでもそうやっていくつもの喪失感をやり過ごしてきたのだから。なんて愚痴ってしまいましたが、この夜向かった青砥の老舗洋食店とはまるっきり関係のない出来事だったのですね。
まるで関係のない話ではあるけれど、いくら何でもそれじゃお話として無理があり過ぎますがとりあえず先に進むことにします。亀有新道を南下してしばらく行くと実に魅力的な酒場に視界に収まってくるわけですが、それは後に回すことにしてさらに先に進みます。やがて都内各地に散在する「三好弥」に行き着きます。ここの存在はずっと知っていたし気にもなっていたのだけれど、こういう食事メインのお店に立ち寄るにはそれなりの心構えを要するのです。飲酒だって本当であればその位の慎重さがあって然るべきであろうけれど、呑めば呑んだだけ気持ちが緩んでしまうのが酒なのでありまして、やはりハシゴするのだとしても飲食店には尻込みすることが多い。だから訪れるなら1軒目がいいし、できれば誰かと一緒の方が良かったりするのです。ということでS氏に同行するよう誘っての訪問となったわけです。どこで見たのかもうちょい趣のあるお店だと思い込んでいましたが、店内は案外のっぺりとしていました。コロナ対策のアクリル板設置が多少の影響を及ぼしたのかもしれません。先客はお一人で何かの煮物でビールをやっておられます。店は女性一人でやられていました。以前はきっとパートナーなどおられたんだと思います。われわれもレンコンのきんぴらなどを摘まみつつビールを呑みます。すると一人また一人とやって来て4卓あるテーブルが全て埋まってしまいました。皆さん入口に背を向けるように腰を下ろしていて、それぞれに晩酌を楽しまれているようです。さて引き続きメンチカツが到着。カラリと揚がっていて普通に美味しい。普通に美味しいってフレーズをぼくはしばしば発するらしく、それを批難されることがしばしなのだけれど、ぼくにとっては好意的な言葉なんだけどなあ。と、またもお客さんがいらしたようです。次の酒場も気になることだし、ぼちぼち移動しよう。実は店全体に諦観が漂ってるなんてことで前文と繋げようと思ったのだけれど、それは余りにも無礼なので、割愛します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/09/28 08:30:08 AM
コメント(0) | コメントを書く
[葛飾区] カテゴリの最新記事
|