|
カテゴリ:葛飾区
前回に続いてせんべろお姉さんのリサーチを丸パクリしてのハシゴになります。近頃はあまり無茶なハシゴもしないようになったし、そもそも身近で気軽に行けるような場所に気になる未訪店も残り少なくなっているので、どうしても人様のリサーチを拝借せぬとこのブログの存続にも関わる事態になりかねなくなっています。ってこうしてブログを書き続けるのが負担になってきているのであれば、誰から求められて始めた訳でもないのだから何も律儀に毎日間断なくアップし続ける必要もないだろうし、それこそいっそのことやめてしまえばいいだけのことではあるのだけれど、それなりの長きに亘って続けてきたことって,いざやめるのは勇気がいることなんですね、僕の場合。波平のような三日坊主のプロならともかくとして、ぼくは何かを始めるとそれなりにのめり込む性質でありますのでどうしても(しょうもない)知識やら経験値を溜め込んでしまうことになります。潔くすっぱりと捨て去れるなら何の苦労もないのだけれど、ぼくの場合、それには病気になるとか海外に引っ越さねばならなくなるとか、健康上の理由や経済的・仕事上の理由などかなり差し迫った理由がなければ一歩たりと行動に移せぬのであります。これが適当な表現であるかは微妙ですがつまりは未練がましい人間なのです。でもこれまでの未練たらたらな人生を振り返ってみると思ったよりずっと色々な執着を振り切ってきていることが思い出されます。そういえば人はぼくのことを感傷的で思い出に縛られた男と評する人もいれば感情の起伏の乏しい冷血漢だと評する人もいたりして、結局は今後のことは先々になってみないことには分からないという当たり前の回答に行き着くしかないのでした。
って亀有の「大衆酒場 テラスヒ(TERASUHI)」にせんべろお姉さんの訪問記をカンニングして訪れただけなのにここまでねちっこく書くってことは、やはりぼくはどうも人様の真似をすることに強い恥じらいだったり後ろめたさを感じたりするようであります。でもそう感じるのは決まって後になってからなんですけどね。酒場で呑むという行為にはそもそもが町を歩いて自身の勘と経験で然るべき酒場を探り当てるというところから始めるものと思うのですが、その大事な―もしかすると最重要事項かも―行程をスキップしてしまったことがひどく残念に思えるのです。それが好みの酒場だとしたら猶更のことなのです。ってまあ、幸いにもこの大衆酒場を冠するお店は開店したばかりのような小奇麗で開放的な構えなので、とりあえずはぼくの明らかに好むタイプではないからまあダメージは最小限に留まるのでした。10名弱の若者グループが間もなく勘定しようという状況でお邪魔できたのも幸いでした。大いに偏見を吐露するとぼくは若い人が群れているのが大嫌いなのです。もちろん全ての若者の群れを否定するつもりはないけれど、それがどういった集団を指しているかはぼくの人間性に誤解を抱かれかねぬから割愛するのです。さて、静かになった店内は落ち着きはしたもののさすがに寂しい。とまあ我ながら身勝手な感動を抱くものです。250円と手ごろなチューハイを注文。肴は簡単にポテトサラダと鶏皮餃子にしました。こちらの名物料理のベースとなっているソーセージが欠品中であるらしく続いてのお客さんにも同じ回答をされていました。はてさて食材が切れる程の集客があったのは一体誰のせいなのだろう、なんてその片棒を担ごうとしていながら何て言い草なのだ。おっポテトサラダが随分おしゃれに盛り付けられてますねえ。一時期ハマったペルー料理のカウサレジェーナみたいですね。ってあれほど派手派手しくないところがよりケーキっぽいかも。味はむしろフランス料理のアッシェ・パルマンティエみたいな濃厚かつウマウマなものでした。これだけで3杯は吞めちゃいそうですね。鶏皮餃子は、これまであちこちで食べてきたものよりも大振りで食べ応えがあります。表面がカリっとしていて非常にジューシー。いやいやこちらのお若い店主さん、さり気ないふりしてなかなかのやり手のようです。でも店の雰囲気がちょっと亀有向きじゃないかも。うちの近所に移ってきてくれればいいのに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[葛飾区] カテゴリの最新記事
|