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カテゴリ:中部地方(北陸・東山・東海)
2日目は一日のんびりと軽井沢散策と喫茶店巡りをしました。初日と異なり終日に亘ってしとしとと雨が強弱を繰り返しているのが残念でしたが、それでも時間は瞬く間に過ぎ去りました。独りなら朝酒ってのもあり得ますが、今回は同伴者がいるので昼酒すら見送らざるを得なかったのです。といかにも無念って感じですが、実際には下手に呑まないで正解でした。ぼくの旅は大概の場合、移動につぐ移動って感じで列車にせよ高速バスにせよ車中がちょうどいい朝寝、昼寝の機会となるのですが、今回は軽井沢駅前からの高速バスの最終便までゆっくり寝ている場所もありません。その高速バスの発車時刻は18時ちょうどと絶妙に中途半端な時間です。せめて19時発であればどこかの酒場で一杯引っ掛けてほろ酔い気分でバスに乗り込んで寝て帰ればいいのだけどなあ。18時じゃあまでやってる呑み屋もあまり期待できないしねえ。と諦め気味にネットを調べてみるとあな嬉しや。15時から営業している酒場があるでないの。しかもバスの乗車場からも至近でありますね。ならば発車時間ギリギリまでそこで時間を潰すことにしてとりあえずは空腹を満たすことにしたのです。朝食は「フランスベーカリー」でパンを食べているし、昼前に「万平ホテル」のティーラウンジでフレンチトーストも食べたけれど、こういうのってすぐに腹が減るんですよね。旅先でってのもあります。というのは旅の途上にあってはどうしたものかいつだって空腹なんですよね。
ということで昔訪れたことのある、駅前の「手打そば 本陣」にお邪魔しました。普通なら中休みの時間帯なんでしょうが、さすがに駅の真ん前ということか通しで営業してくれていて助かりますね。そんな時間帯だというのに案外お客さんが入っていますねえ。大学生らしきグループは物静かにそばを手繰っています。普段はしゃぎまくる若者を見慣れているだけにこれだけ大人しいと逆に物足りなく思えます。もうひとつのグループはご想像通りオヤジの集団です。例外なく顔を真っ赤にしています。そういや昔ぼくがここに来たのも同じ目的だったなあ。会話を盗み聞かなくても新幹線待ちの一団だと知れるのは、オヤジたちが大声ではしゃいでいたからです。呆れたもんだと嘆かわしさを感じつつも、ぼくが初めてこの蕎麦屋に来たのも同じ理由からであることを思い出すのでした。ぼくは大人しく焼酎の蕎麦湯割りをもらいます。そうしょっちゅう呑みたいって訳じゃないですが、蕎麦湯割りって独特の旨さがありますね。これこそお新香を肴にしていつまででも呑めちゃいます。が、ここではお腹を膨れさせるのが目的なので、天ぷら蕎麦を食べることにしました。ぼくは普段はあまり揚げ物は食べないのですが、それだけ空腹だったということなのです。蕎麦湯割りと蕎麦を食べ終える頃には身体も芯から暖まって軽く汗ばむ位になっていました。こういう居酒屋使いのできる通し営業の駅前飲食店がもう少し充実したら楽しいのになあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/01/13 08:30:09 AM
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