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行きかふ人も又

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2008.09.03
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 (あらすじ)「ぼくの記憶は80分しかもたない」
博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた。
記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。やがて私の10歳の息子が加わって、ぎこちない日々は、いつか驚きと歓びに満ちたものに変わっていく―――




 数学がとくに好きではない私には、素数を見つけて和めるほどまで、影響は及ぼさなかったけれど、数字というものには魅力をいっぱい感じました。
数に愛着は持てないけれど、なぜ自分が37が好きなのか、これを読んで納得(笑)素数だからなんですね。

優しくて切ない、このさりげなさがたまりません。
母子の孤独も、絆の深さも、常にさりげなくて。
博士との出会いが、どれほど親子二人を救ったんだろうと思うと、胸がジーンときます。
単なる出会いじゃなく、奇跡のようなめぐり逢い。
描き方が変えれば、こんなにカラッとした感動では済まなかったでしょう。
内容と文章が相まって、切ない愛おしさに包まれた作品でした。

小川洋子さんや、今読んでいる川上弘美さんもそうですが、言葉の穏やかな感じが大好きです。
静かに真理を語れる。羨ましいことです。







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Last updated  2009.03.22 22:08:34
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