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カテゴリ:日本計量新報論説と解説(電子判)
(写真と文章はかんけいありません)
お盆のころの長良川鉄道 北濃駅の昼下がり。写真は旧車輌だ。 お盆のころの長良川鉄道 北濃駅の昼下がり。写真は新車輌 お盆のころの長良川鉄道 北濃駅の昼下がり。写真は旧車輌。駅舎には食堂がある。 (タイトル) 渋沢栄一の「夢七訓」夢、理想、信念、計画、実行、成果、幸福。 (サブタイトル) 夢、理想、信念、計画、実行のない者に成果はない。 (本文) 朝一番の仕事であった銀行にでかけての入出金業務が消えて久しい。 駅の改札口で鋏をかちゃかちゃならしている駅員がいなくなった。 このようにして無くなった業務や社会の仕事を探していくと技術革新のようすが見えてくる。 スマートフォンという携帯電話をつかってインターネットやその仲間のブログの更新ができるようになり、スマホを使って寝っ転がったままで商品の注文ができるようになっていることに驚く。 非接触で人の体温のおおよそを測定することができる放射温度計が数千円で買うことができるようになった。この温度計が商品として登場したころは100万円の単位の値段であった。 演算のためのマイクロチップはつくるのが嫌になるほどに安い。ロードセルという力センサーは料理用のハカリ、体重計に組み込まれており、この2つのハカリは安いから、マイクロチップとロードセルがどれほど安いか推し量ることができる。 技術要素が変わり、商品の在り方が変わっていて、変わらないものを探すことが難しい。十年一日、変わらないようにみえる商品でも、その背後では海外生産によるコスト削減があるのが普通だ。 変わる世のなか、変わる技術ということで変わって変わって目まぐるしいのに、頭を使わない、何も変わらないという状態を続けている企業と個人がいる。 何かが作用して変わらない、変われないのだ。考えることができないということでもある。 新しいことがどんなことであれできない、という人がいる。老化した人と心に病を抱えている人に多い。 元気とは心と身体の健康とがもたらすものだ。 渋沢栄一が言った。 「夢を持ち、理想を描き、信念を持って、計画を立てて、実行し、成果を得て、初めて幸福が訪れる」と。 渋沢栄一の「夢七訓」である。 夢、理想、信念、計画、実行のない企業と人には成果はないし、幸福もない。 静かに物事を眺めているとこうしたことが実際に起きているので、それがわが身であることに気づくと恐ろしくなる。 (日本計量新報 2015年8月23日 (3069号)初出) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年12月13日 08時18分40秒
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