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カテゴリ:日本計量新報論説と解説(電子判)
通信と自己診断機能は計量器の法制度を変える
ウミネコ 写真は挿絵です。本文と連動する意味はありません。 (タイトル) 通信と自己診断機能は計量器の法制度を変える (本文) ビデオカメラの代わりをスマートフォンができるようになった。カメラはすでにスマホになったというと大げさかもしれないが普通の人の写真撮影はそのようになった。ビデオカメラという表現は正確ではないので動画というようになった。スマホが簡単なパソコンになりインターネット通信のための道具として重要な位置を占めるようになった。スマホを使ってインターネット通販をして稼ぐ人が増えている。不要になった品物を売りに出すことをしてコンビニ勤務での収入を超える稼ぎをする人がいる。安く買ってこの場で高く売ることもする。 インターネット通信によってあらゆる端末が相互につながる状況ができあがっている。端末の一つに計測機器がある。計測機器に情報発信と受信の仕組みが組み込まれていく流が強まる。温度、質量、圧力、流量などさまざまな物質量の計測値が集合して、そのさまざまな要素が解析されることによって凄いことが判明し、これに対応することでもっとすごいことができるようになる。課題への対応と解決の仕組みをソリューションといっている。その先をいく超ソリューションができあがっていくのではないか。 計量計測とその機器製造の分野では分野内での異業種交流によって新しい計測システムをつくりあげる試みがなされている。理念はよいけれども結果がでないのが落ちという状況がつづいているが超ソリューションがAIとの連動でできあがりそうである。AIとは人工知能(じんこうちのう)のことであり、英語ではartificial intelligence、その頭文字をとってAIとしている。事情に通じない者が気軽に口にするAIへの感触をこえてそれは大きく進展していると考えたらいい。 計量計測分野における取引と証明にかんけいする機器の性能の確認作業が計量法に定められている計量計量器の検定と検査制度である。通信によって特定計量器が国家標準との精密さのやりとりをして適合を確認し、故障を含めた性能を機器自らが判別できるようになる。そうすると計量制度は仕組みを組み替える。そのような時代の到来が予測されなくはない。 将棋は将棋ソフトを組み込んだ人工知能が人の脳力を超えるようになった。将棋の駒の動きの数が少ないことに起因している。将棋の世界では15歳の中学3年生の藤井聡太プロの大活躍がつづいている。藤井聡太プロのを棋譜にはワクワクするというのが加藤一二三(78歳)プロの言葉である。加藤一二三プロより10歳若い人は小学生の時代に新聞の詰将棋の欄で名前を目にしている。まさかその人が自分より10歳年上の人であったとは夢にも思わずに。連勝をつづけ一気に頂点に駆け上がる藤井聡太プロに世間は浮き立つ。人工知能とは違った人間臭さとドラマチックな将棋が事情通には魅力であり、加藤一二三プロと同じように興奮する。 (誤字、不適切な表現などについてはご容赦ください) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年04月26日 00時00分43秒
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