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カテゴリ:エッセー
ロッキングチェアでパソコンと遊ぶ 執筆 旅行家 甲斐鉄太郎
ロッキングチェアでパソコンと遊ぶ 執筆 旅行家 甲斐鉄太郎 立派な座面を付けたロッキングチェアと卓のセット。 ロッキングチェアでパソコンと遊ぶ 執筆 旅行家 甲斐鉄太郎 座面を付けない状態のロッキングチェア。 ロッキングチェアでパソコンと遊ぶ 執筆 旅行家 甲斐鉄太郎 (本文) 安楽椅子とは、ひじ掛けつきで柔らかくゆったりとした休息用の椅子(いす)のことです。ひじ掛けがあり、体をあずけて楽な姿勢で座れる椅子くを使うと背筋を時折のばすことができる。だからパソコンのディスクワークのときに安楽椅子を使う。細分するとロッキングチェアだ。 安楽椅子のなかでも私が好きなのはウインザーチェアという木製の椅子の脚に弓状の板を付けたやつだ。ロッキングチェアという。福岡県大川市の松田産業株式会社製の古い椅子だ。布製の座面が付いているのがお気に入りの理由である。片仮名の会社の布の座面と背当てが付いたのは駄目だったので廃棄した。 ウインザーチェア型のロッキングチェアは背の部分を長くし、弓状の底板を付けただけのものだが、脚部は前よりも後を狭くしている。このようにすると前後の揺り動かしがよいためだろう。半分寝た姿勢であるからユーチューブで音楽を聴くのにいい。 酒を飲むとその場で崩れてしまうから布団の上で飲みたい。ソファーベッドで飲むのは似たようなものだ。外で酒を飲んで家に帰るのは苦痛だから飲むならば宿の下の酒場がいい。先日は四日市の宿の下に酒場があったので嬉しかった。 酒場の料理をみて、料理とは煮るか蒸すか焼くかなのだと思った。美味しくはなかったがビールが飲めればいい。四日市の酒場の椅子はウインザーチェアであった。大勢の人が座っても気の座面は痛まない。 松田産業製のロッキングチェアでインターネット検索で調べ物をする。椅子と机の位置関係を調節して書きものもする。長い時間の作業にはこれがいい。背筋を伸ばせるから身体にもいい。すべてのロッキングチェアがいいというのではない。椅子の良し悪しは長期間使ってみて分かる。ロッキングチェアは半分寝ている姿勢だから背もたれの後の設置空間を大きくとることになる。 ロッキングチェアは18世紀初頭には北アメリカのイギリス植民地での農家の庭などで使われていた。椅子の底に弓状の板をとりつけて前後に揺れ動くようにした。イングランドでは1725年に庭で使われるようになった。ウィンザー城の近くで製造されたためウィンザー・ロッカー(Windsor rockers)といっていた。 背もたれ部分は大きく上に半円形を描いて膨らんでおり、鳥かごや櫛のような細い支柱を密集させたウィンザーチェアのスタイルが確立された。ドイツの家具職人のミヒャエル・トーネット(Michael Thonet)は木材を蒸して曲げて円形やアーチ状にするという曲木技術によってを優美で軽量かつ軽快な曲線状のロッキングチェアをつくりだした。 夏になったと涼しい部屋に仕事場を移したら、木の葉が色づいてストーブを焚くようになったのでもう一度仕事場を移した。二階と一階を往き来するのが季節への対処である。二階は日差しが入るから冬に日中は暖房なしで過ごすことができる。浮かない日に日差しのない部屋にいると気が滅入る。気持ちが晴れない日に明るい日差しと派手な音楽があったのでは打ちのめされる。米国のテレビドラマ「コンバット」をユーチューブでみる。一つ掛けると次々に「コンバット」が放映される。日本の間延びしたテレビドラマよりはるかにできはよい。大仕掛けで大がかりなテレビ映画はハリウッド映画そのものである。 「コンバット」が仕事の傍らで放映されている。手を休めてくつろぎの時間にする。一日12時間も椅子に固着させられるパソコン業務にとって机と椅子は健康のために大事である。腰が痛い、背筋がこわばるという苦痛は椅子への関心を呼び起こす。パソコン、机、椅子の三つがおりなす調和のためにあれこれと試す。 2019-11-05-1-play-with-a-computer-in-a-rocking-chair-writing-tetutaro-kai- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年11月05日 14時16分55秒
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