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「計量計測データバンク」ニュース

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2021年09月24日
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カテゴリ:エッセー
被害者への同情記事であふれかえる交通事故報道

 東京都の東池袋の交差点で自家用車が暴走した事故で二人の死者がでた。ブレーキとアクセルと踏み違えたというのが判決である。事故報道は被害者への同情記事であふれた。別の自動車暴走事故がある。特捜部のエースと呼ばれた検事が退職後にレクサスの暴走で起こした致死事故である。特捜検事は自分も一緒に死ねばよかったと口走った。その後に暴走事故を振り返る。座席の位置関係を確認して、ブレーキとアクセルの踏み間違えによるものでないと考えるようになった。裁判では無罪を主張して争ったが有罪となり、控訴審を争っている。上は二つの自家用車暴走事故の事例だ。ともに自動車の暴走はアクセルを踏んだのではないとした。

レクサス暴走致死は一億一千万円の支払う 池袋事故は一億七千万円の損害賠償請求

 捜部エースのレクサス暴走の致死事故では示談金一億一千万円が支払われた。被害者遺族との間で一億一千万円を支払う示談が成立し任意保険によって支払われた。ただし事故の刑事裁判は控訴審が争われている。東池袋の交差点で事故は民事裁判が進行中であり被害者遺族は一億七千万円を求めて損害賠償を請求している。交通社会は車両同士の事故、人身事故などに備えて保険制度をつくりあげた。保険のための費用をどのように考えるか。自家用車など交通車両がない社会には不要であった社会的な出費である。原子力発電所がもたらす事故はどうか。原子力事故は起こらないものだと決めて国と電力会社は発電事業をつづけてきた。保険に該当する費用を電力使用料金に含ませて需要者から徴収するとなると原発の社会的費用は水力発電のそれの100倍1,000では留まらない。無限大という概念の保険費用を要するのが原子力発電である。自動車の社会的費用を世に問うた宇沢弘文の問題意識が自動車保険によっても思い起こされる。現代の交通社会で発生する死傷事故への被害者と遺族の感情は戦争におけるそれの何百倍にもなるのは何故なのか。原子力事故による放射能汚染の被害を保証するための費用は保険としては成立しない。原発事故被害者のなげきよりも、交通事故被害者のなげきの調子が時にははるかに強い。

データ保存装置の車両への取り付の法改正に

 東池袋交通事故二名の致死事件の被告は一審判決の後で犯罪加害者家族の支援をするNPO団体の理事長と2021年9月15日に面会して控訴しない意向を伝えた。被害者ではなく加害者を支援する組織である。加害者は家族を含めて社会的な制裁を受ける。和歌山毒カレー事件の被告の子供たちは社会からつまはじきにされた。子供の一人は自分の娘と一緒に関空の大さん橋から身を投じて母子ともに命を絶った。東池袋交通事故の被告の控訴期限は9月16日であった。被告は90歳であり車いす生活の状態にあり、夫人との二人暮らしだ。一審判決はブレーキとアクセルの踏み違えによる暴走と決めつけた。警察は起訴した犯罪はマスコミを扇動して被告を悪者として描き出す。犯罪被害者やその家族に対しても憎悪を促すような聴取をする。車両に取り付けられているデータ保存装置はエンジンの異常を示していなかったとする。この事件を受けてというタイミングでデータ保存装置を車両への取り付けが義務が法令に盛られることになった。ガソリンの供給とエンジン燃焼が車載のコンピュータによって制御されているのが現代の自動車である。パソコンが故障するように車載コンピュータも故障する。故障した車載コンピュータは車を制御不能ににし暴走もさせる。どのような機械も故障する。自動車を運転する者は機械は故障すると考えていなくてはならない。運転者が運転者の誤操作による車両暴走でないことを主張していることと、データ保存装置の車両への取り付の法改正はつながる。

一本足打法に例えられる日本の経済が結論する事故原因

 取り上げた二つの事故事例における自動車は日本の同じメーカーの自家用車であった。古賀茂明は日本経済は一社の自動車メーカー寄りかかっている一本足打法だと表現する。二つの事例の自動車の暴走はエンジンなどに急発進の異常な履歴はないとされる。自家用車の暴走が運転操作によるものでないと主張するのであれば、裁判では被告側がこのことを立証しなければならない。二つの事故では被告は自らが主張する車両暴走の原因を立証できなかった。特捜のエース検事の裁判証言は暴走原因が運転者の誤操作でないことを証明しているように見えた。裁判の結果は二つとも有罪である。自動車が原因で暴走したとなればコンピュータ制御で動くエンジンをつくる自動車メーカーは存立できなくなる。平常運転時に衝突時の衝撃を和らげるエアーバッグという風船が突然に開いたことをめぐる裁判は、日本のそのメーカーを滅ぼした。自動車メーカー側にも日本の経済と関わる国家の側にも自動車産業の存続のためにエンジンとその制御に欠陥があってはならない。そのことが原因になっての死傷事故は起きてはならない。

運転者はアクセルを踏んだという確かな記憶はないと主張 結果は禁錮3年執行猶予5年

 自家用車暴走による死亡事故の三つ目の事例である。運転者はアクセルとブレーキの踏み違えを認めなかった。70歳代女性の被告人は普通乗用車を運転してスーパーの駐車場から出ようと一時停止して車道へでるときに、アクセルとブレーキを踏み間違えた。車は急加速し一気に車道を横切り、反対側の歩道のガードレールを突き破って歩道にいた一人の女性を死亡させた。運転者はアクセルを踏んだという確かな記憶はないと主張した。判決は禁錮3年執行猶予5年。被告が主張する事故原因の立証はできなかった。

日本の裁判制度のもとで14件の無罪判決と勝ち取った弁護士今村核

 今村核は無罪を勝ち取る冤罪(えんざい)弁護士として知られている。今村核は調べて検察の主張をくつがえす証拠を突きつける。ある火災事故では大学での燃焼実験によって検察の主張をくつがえす証拠を示した。NHKテレビが放送した今村核の弁護士活動を描くドキュメンタリーの一コマである。警察や検察が事実を捻じ曲げるために証拠を捏造(ねつぞう)することは幾つもの裁判事例で知られている。今村核の弁護活動は収支が合わない。交通事故裁判では運転者責任を問われた被告が無罪を主張しても99.9%が有罪となる。有罪が決まると自動車保険が支払われる。一人の死亡に対して一億円が用意される。民事裁判で交通事故被害者の弁護をする代理人には相当の報酬が支払われる。今村核の弁護活動はこのようなこととは無縁だ。無実の罪で起訴されても弁護士費用を用意できない被告が多い。日本の裁判制度は普通の人の刑事裁判の弁護では弁護士の報酬は無いに等しい。無罪が想定される事件の刑事事件の弁護活動をする弁護士は奇特な人だ。弁護士事務所の仲間の弁護士からは疎(うと)まれる。今村核は東京大学法学部を卒業した後にさまざまな事情があって自らに残されている道は法曹しかない状態になっていた。今村核は下町の困窮世帯や困窮者の支援活動をしていた。抜けるに抜けられない状況にあったために大学に通えなかった。このため卒業が遅れた。司法試験に通った今村核が司法修習でみた裁判の風景は起訴につづく有罪判決がエスカレーターに載せて人を運ぶのに似ていた。今村核には奇異に見え、かつ我慢ができなかった。今村核は日本の裁判制度の理不尽さに抗するように弁護士への道を選んだ。起訴されれば99.9%有罪になる日本の裁判制度のもと14件の無罪を勝ち取っている。今村核のこの成果は異例である。今村核の正義感とその執念があって実現していることだ。

刑事裁判では裁判官と検事は一対の人事で動く

 今村核は外国特派員協会での講演で述べる。刑事裁判では裁判官と検事は一対になっている。いつも同じ裁判官と同じ検事という人事によって裁判が進行する。検事は裁判官の部屋に出入りし、裁判資料を持ち出して検事室で読むことができる。今村核が奇異に感じた裁判におけるエスカレーター式の有罪判決の流れと関係している。懲役刑があるのは先進国では日本だけである。ほかの国は禁固刑である。検事取り調べに弁護士が立ち会えないのも日本の司法制度だ。逮捕後の接近禁止と長期拘留が日本の人質司法である。無実でも警察が示す内容を認めなければ勾留はつづく。軽い刑の事件だとしていないことでも警察が言うがままに認めれば直ぐに釈放される。軽い罰金刑の内容の事件でも否認すると3カ月拘留される。このような事情によって無実でも自白調書に署名する。

交通事故報道の背後にある警察庁の意思と国家権力のジャーナリズム支配





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最終更新日  2021年09月24日 00時00分13秒
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