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2008年01月28日
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テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:邦画-1970年代
★★★★

鑑賞No:01102
製作:1977年
監督:市川崑
出演:石坂浩二/大原麗子

<市川崑/金田一耕助シリーズ>

「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」に続く市川崑監督の金田一耕助シリーズ第3弾。
復員船で死んだ鬼頭千万太の遺書を友人から預かった金田一耕助は、その友人の代わりに獄門島と呼ばれる島を訪れることになる。
そこは古い因習の残る孤島で、鬼頭家の本家と分家が対立する島だった。
本家の長男にあたる千万太には三人の異母妹がいたが、金田一が島を訪れた日を境に、この三人の妹が次々と殺されていく・・・。

俳句の内容に従って殺人を行うなんて何と現実性のない設定ではあるが、横溝ワールドと思えばこれも一興。殺される女性たちの色彩豊かな着物姿と凄惨な殺され方が対照的で一種美的なものも感じました。
謎めいた展開を醸し出す雰囲気を味わえる横溝正史作品ですが、その分結末は意外性や説得性(特に動機付け)が弱く感じてしまう。
謎解きというよりはエンターテイメント性を追求した見方のほうが楽しめるように思う。
「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」に比べ、やや地味な印象のある本作だが、原作的には推理小説としては評価の高い作品といわれている。





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最終更新日  2008年01月28日 04時53分29秒
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