テーマ:映画鑑賞(886)
カテゴリ:洋画-1990年代
★★★★+
鑑賞No:00939 製作:1999年 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ 出演:ティム・ロス/プルット・テイラー・ヴィンス 豪華客船の上で生まれ育ち、一度も船を降りなかった天才ピアニストの一生を描く。 1900年に豪華客船内に捨てられた赤ん坊が“ナインティーン・ハンドレッド”と名付けられ、船内で成長する。名付け親のダニーが事故で死んだ後も、彼は一度も船を降りずに、船内でピアニストとしての才能を開花させていく。そして1946年。老朽化したこの船がついに爆破されることになり・・・。 リアリティに欠ける部分はあるものの、ひとつのおとぎ話のようなものとして観ると、まずまず感動させられる。流れる音楽はとてもよく、主人公の演奏するピアノが船の揺れに合わせて滑りながら回転するシーンはこの映画の最も印象に残るシーン。 生まれてから死ぬまで一度も船を降りなかった男の話だが、この船を観ている人はそれぞれ何に例えるのか? そして一度だけ降りようとしてやはり断念するときの心情。人それぞれに自分の船があり、その船から降りるかどうかを決断する機会というのが人生で一度はあるのではないかと思いながら観ていた。考えさせられる映画。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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