テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:洋画-1980年代
★★★★
鑑賞No:00039 製作:1980年 監督:デイヴィッド・リンチ 出演:ジョン・ハート/アンソニー・ホプキンス 19世紀末。ロンドンの見世物小屋で“エレファント・マン(象人間)”として観衆の前に現れた奇形な人間ジョン・メリックを見た外科医フレデリック・トリーブスは彼に興味を持ち、研究のため彼を引き取る。 最初は白痴だと思われたメリックだが、実は聖書を熱心に読み、芸術を愛する心優しい人間だとトリーブスは気づき・・・・・。 実在の人物ジョン・メリックの生涯を描いた映画。 とかく人は人を外見で判断する。外見がその人を判断する材料の一つであることは否定しないが、外見が醜い人に対する偏見と、それに伴う嘲笑・揶揄・虐待などは人間として恥ずべき行為である。それは皆分かっていることかもしれないが、果たして現実の前にそれが貫き通せるか。このエレファントマン、ジョン・メリックを目の前にして、普通の人と同じように対せるか? そんなことを自問自答しながら観た映画です。 外見が醜いだけに、彼の純粋さ、心のきれいさが際立っており、それ故彼に対する様々な仕打ちや困難に非常に切なく、憤る映画でもあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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