テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:洋画-2007年
★★★
鑑賞No:01831 製作:2007年 監督:ミヒャエル・ハネケ 出演:ナオミ・ワッツ/ティム・ロス 夏のバカンスを楽しむため、ジョージと妻のアン、そして一人息子のジョージの3人は湖畔の別荘にやってきていた。夫と息子がヨットのマストを組み立てていた頃、妻のアンは夕食の準備にかかっていたが、そこにピーターと名乗る青年がやってくる。彼はアンに卵を分けて欲しいと頼み、快く応じたアンだったが、その卵を二度も落として割るなどピーターの異様な雰囲気に恐怖を覚えたアンは彼を追い出そうとして・・・・。 この映画ほど後味が悪く、不快な映画はない。 不条理な暴力に屈せざるを得ない無力な、ごく普通の家族が主役だったが、最後はスカッ!とさせてくれるという甘い期待をいとも無残に打ち砕いてくれた。観終わって何も残らない、いや残るのは怒りと空しさだけか? ジョージやアンの恐怖と内に秘めた怒り、そして犯人役の青年の静かで不気味な言動は、見事に演じられていたので、評価は難しい映画でもある。演技は○、ストーリーは△、後味は二重×といったところ。覚悟して観る必要あり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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りらっくままハッシー!^o^さん
「ソウ」も「1」の場合はラストのドンデン返しで「あっ!」と言わされましたが、この映画は「ええっ!こんな終わり方!?」といった後味の悪さがあります。 「ソウ」のような目を背けたくなるシーンはそれほどありませんが、犯人に対する不気味さと恐怖、そしてやりどころのない憤りと、最後までスカッ!とさせてくれない後味の悪さとで、観終わっても不快感の残る映画となりました。 (2009年09月05日 20時58分04秒) |
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