テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:洋画-2008年
★★+
鑑賞No:02069 製作:2008年 監督:ウダヤン・プラサッド 出演:ウィリアム・ハート/マリア・ベロ <1/26~ DVDレンタル開始> 6年の刑期を終えて刑務所から出所したブレットは、ひとりニューオーリンズに向かうためフェリー乗り場でフェリーを待っていた。そこで、若い娘のマーティーンと青年ゴーディに声をかけられ、道中を共にすることになる。ブレッドの向かうニューオーリンズには彼の妻がいるはずだったが、彼の目的はあることを確かめることだった・・・。 本作は言わずと知れた山田洋次監督の名作「幸福の黄色いハンカチ」のリメイク。基本的なストーリーや有名なシーンはオリジナルから受け継がれているが、登場人部の設定などはだいぶ違っているし、何よりも淡白に描かれすぎていて、あまり情が移らないし、感動も少ない。たとえば出所直後、店に立ち寄ってビールを飲むシーン。あまりにも有名で、高倉健のビールを飲み干したときの表情は、長かった刑務所暮らしのつらさと、それからの開放感が画面からひしひしと伝わってくる。しかし、本作はそんな演技もなく、あっさりと飲み干してしまう。ラストの黄色いハンカチのシーンもそう。この映画で最も盛り上がるシーンだが、「えっ、ウソー」といってしまいたいほどのあっさりさ。 邦画が傑作なだけにどうしても比べてしまうが、あまりにも差が目立つ作品。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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リメーク版はどうしても後から出来るのは物足りなさがありますね。
「太陽がいっぱい」のリメーク版、マット・デーモン主演の「リプリ」でしたか、あれはどうしても前作の印象が強くて見る気になれませんでした。 それ程「太陽がいっぱい」の結末は素晴らしかったです。 話がそれてしまいました。 (2011年04月08日 13時26分51秒)
hy3de8さん
たしかに、オリジナルが良ければ良いほど、どうしても見劣りしてしまいますね。 「太陽がいっぱい」も良かったですね。アラン・ドロン作品の中でも一、二を争う作品です。 (2011年04月08日 22時12分54秒) |
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