カテゴリ:関西エリアの鉄道
汐見橋線で次に紹介する駅は、木津川駅です。この駅は大阪市内にありながら、乗降客数が120人程度という非常に利用者が少ない駅として一部で有名な駅です。もちろん大阪市内で最小の利用者数となっており、南海電鉄全体でも利用者数最下位を争うほどです。
木津川駅の駅舎です。1940年に完成したコンクリート製の小柄な駅舎を現在も使用しています。出入口には曲線が用いられるなど、小規模ながらデザインにこだわった駅舎となっています。まるで地方の駅のようなたたずまいですが、ここは大阪市内です。 駅前はなんと舗装もされておらず、乗用車やトラックなどが駐車されているだけでした。左に見える高架は阪神高速道路です。 この駅の周辺は工場や空き地などが大半を占めており、住宅や店舗はほとんど建てられていないため利用者数が僅少となっているようです。 改札付近の様子です。自動改札はありますが、無人駅となっておりひっそりとしています。夜間は不気味な印象をあたえています。 改札からホームに通じる構内踏切です。手前の切られている線路は、かつての貨物側線です。以前の木津川駅は和歌山県内(橋本駅など)から列車で運ばれてくる木材を積み出ししていた貨物駅としての顔もあり、付近の木津川から入堀が設けられて鉄道貨物と水運の中継地点となっていました。 切られた貨物側線です。踏切部分のみ線路が残っています。 木津川駅のホームです。古レールで作られた支柱と、木造の屋根がレトロな雰囲気を醸し出しています。撮影時は夜間だったので、ほとんど人がおらずひっそりとしていました。 貨物取扱があった時代の名残で、構内は比較的広くなっています。本線の周囲にも貨物側線がありましたが、それらはすべて撤去されています。奥には貨物ホーム跡も見えます。 駅名標です。4か国語対応のものに取り換えられています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.09.01 00:00:23
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