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カテゴリ:日記
なんて華やかな、でもとても優しく可愛らしい 柳川の『さげもん雛』です。 さすがは、御花。 立花のお殿様の別邸だっただけのことはあります。 ため息が出るほどの美しい雛壇です。 柳川では、女の子の初節句に 幸せと健康、無病息災、良縁を願って ひな壇の前に色とりどりの『さげもん』を飾る慣わしがあります。 『さげもん』とは、親戚、知人から贈られた着物のはぎれで 縁起の良い『鶴』『兎』『宝袋』『三番鼠』『這い人形』などを 一針一針縫い上げた手作りの布細工と 鮮やかな七色の糸で巻いた柳川地方伝統の大まりをさげ 輪の中央に、小まりと縫いぐるみを交互に下げ輪にしたものです。 ちょっと『さげもん』だけを写してみました。 細やかな愛情が溢れていますね。 さげもんの数は51個です。 それには、人生が50年といわれていた時代に 一年でも長生きして欲しいという 親の願いが込められているそうです。 飾り方の基本は、上に飛ぶもの、中間に山のもの 木になるもの、下に水中のものと飾ってゆきます。 飾り物にも意味合いがあるのですね。 どんな意味合いか、見てみましょうか。 ひよこ・・・かわいらしさ、あどけなさ。 桜・・・みんなを楽しませる。 えび・・・年老いて、腰が曲がってもなお元気 せみ・・・土の中に何年もいて、外ではたった一週間。 しかも、暑い中に。 辛抱の象徴 蝶・・・さなぎから蝶。着飾らせて嫁に出したい親心。 うさぎ・・・おとなしくて、雪山を元気に遊びまわる。 猿・・・子供を大事にする。災いが去る。安産。多産。 宝袋・・・心の豊かさ 金魚・・・ゆるやかに泳いで、人の目を楽しませる。 這い人形・・・産まれて、はいはいするようになった親の喜び。 過去、現在、未来、いつの時代にも変わる事のない 女性としての美しさ、強さ、誇り等々を身に付けて欲しいという 親の切ない心が、このさげもん飾りの一つ一つに込められています。 『這い人形』が可愛らしいので、写真に撮りました。 母が懐かしそうに目を細めて眺めています。 母は大牟田の出身ですので、 這い人形には愛着があるようです。 ちなみに雛壇は父方の実家から さげもんは母方の実家から用意する慣わしなのだそうです。 さげもんは全高が170センチを超えるのですよ。 華麗にして壮大ですね。 柳川雛祭りの『さげもんめぐり』は 2月11日から4月3日まで行われていますので 町のあちこちで美しい『さげもん雛』を見ることが出来ます。 そぞろ歩きをしながら さげもん雛で目の保養をして 鰻のセイロ蒸しのいい匂いを嗅ぐのも また楽しいものです。 よろしかったら愛の一押しをお願いします→→
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huansonさん、こんばんは。
>日本のゆかしき伝統 >こういう風習文化はずっと伝わっていってほしいですね 本当に仰るとおりです。 素敵な伝統ですよね (^^) >あまりこだわりすぎて窮屈なのは困りますが・・(^_^;) 窮屈にならない程度に・・ (*^^)v (2007/03/26 06:16:31 AM)
家庭料理順子さん、おはようございます。
>あら♪可愛い。 >こういうの大好きです。 ねぇ、可愛いでしょう(^^) 愛らしくて美しくて、私も大好きなのです。 (2007/03/26 10:43:51 PM) |