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テーマ:今日のこと★☆(104015)
カテゴリ:BLOGREPO ぶろぐるぽ
今回の『聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝』を とても楽しく鑑賞できたのは 博物館の方々が 凝らして下さった工夫によるものが大きいと思います。 その工夫とは 私たち、一般の見学者でも 展覧会に参加できて、 しかもチベットの仏教徒の巡礼を体験できるような 仕掛けがあることなのです。 まず、私達が展覧会に参加できる仕掛けを ご紹介しますね。 あの魔女仰臥図のすぐそばに ミニ・神社があるです。 画像は九州国立博物館からご提供いただきました。 おみくじが沢山あります。 おみくじって、なんだかワクワクしませんか? 引いたおみくじに載っている神様・・・ 失礼、仏像様が私の守りがみなのですね。 面白そう 早速引いてみましょう。 私の守りがみは・・・・ この方です 『ペルデンラモ』が私の守りかみ様なのですね。 この守りかみ様は なんと勝利の女神様なのですって!! あら、縁起がいいじゃぁない どれどれ。 おみくじを読んでみましょう。 勝利の女神 ペルデンラモ おどろおどろしい姿をして様々な障害を打ち負かせてくれる女神。 最後には勝利へと導いてくれる。 勝負事に強い守り神。 【乗り物】 ラバ。 チベットでは身近な動物。 【敷物】 人の生皮。 教えに従わない人を食べてしまう。 【持物】 ドクロ杯。 儀式のための特別な水を入れる容器。 【飾り】 生首の首飾り。 悪い心をの征服を意味する。 【足元】 殺した悪の血の湖。 ・・・気のせいか、猛々しすぎる女神様のように思われますが ま、いいか・・・ さぁ、自分の守りかみ様が分かったならば この展覧会会場のどこにいらっしゃるのかを 知りたくなるのが人情というものです。 どれどれ、私の守りかみ『ペルデンラモ』様はどこかしら なんだか宝探しをするような 楽しい気分で、会場のあちこちを回ります。 気分はもう ただの見学者ではなく 私もこの展覧会に参加している学芸員さんになったような 熱い気持ちになります。 あ、見つけました この方が私の守りかみ、『ペルデンラモ』様です 画像は九州国立博物館からご提供いただきました。 こんなにも強い女神様が 私についてくださっているのですもの。 人生の勝負事には大きく出て 勝利を掴みたいものです。 さて、今度は 体験できる、そんな仕掛けをご紹介しましょう。 画像は九州国立博物館からご提供いただきました。 ポタラ宮の写真の横に 巡礼の道具が並べて置いてあります。 チベットでは、お坊様だけではなく 信心深い一般の市民も 道具を持参し、巡礼をなさいます。 『マニ車』という、経典が中に入った道具を くるくると時計回りに回しながら、巡礼なさっています。 マニ車が一回りすると 難解な経典を一回読んだことになるそうです。 もしかしたら功徳も一緒に付いてくるのかしら? さて、そのマニ車とはこんな道具なのです。 とても立派で、重そうでしょう? 体験コーナーで、私もマニ車を持ってみて その重さに驚きました。 この重いマニ車を回しながら 百八つの珠が繋いである大きな数珠をまさぐりながら 歩くなんて・・・・ ジョギングするよりは、遥かに大きなエネルギーを使いそうです。 それだけではありません。 チベットの方々はとても信仰に篤く お参りの作法も 私には信じられないほど丁寧なものです。 『五体投地』というそのお参り作法は 文字どおり、体を地面に投げるようにしてひれ伏すのです。 まず、胸の前で手を合せ 何度もお辞儀を繰り返します。 そうして、やおら 地面に体を投げ出し、深く祈ります。 幼い子供達も、女性達も、老いた人々さえも 何度も何度も五体投地を繰り返して 敬虔な祈りを捧げていらっしゃいます。 会場のビデオコーナーで その様子を見た私は 胸を打たれ深い感動を憶えました。 物質的には今の日本、今の私たちの方が ビデオに映るチベットの人々よりも遥かに豊かです。 でも 心はどうなのでしょう。 これほどまでに畏敬する対象がある そのことは もはや『畏敬、畏怖』そんな感情を 日常的にはもちえない今の私の生活よりも 豊かなのではないか・・・・ そんな思いにが胸に湧きおこりました。 家に帰って 見よう見まねで『五体投地』をやってみましたが いやはや大変です。 かなり強靭な足腰と 強情な信心が必要だと実感しました。 体験コーナーがあるお陰で 私もチベットの風土、その仏教文化にも いっそう慣れ親しむことが出来ました。 やっぱり、この目で見て この手で触って、実際にやってみたいではありませんか。 母と二人 心行くまで『聖地チベット』展を楽しんだ後は チベットの天然石『天眼石』がペンダントトップで 朱色の『山珊瑚』で繋いであるネックレスを記念に買いました さりげなく美しくて とても気に入りました。 母と共同で仲良く使っています。 このネックレスを身につけると 気分はもう、『チベット』ですね。 さて、とても楽しめて大満足だった 『聖地チベット』展なのですが こんな事が出来たらいいなぁ・・と、思った事が二つあります。 一つ目はトイレです。 展覧会をじっくり観ていたら 2時間以上かかります。 まだまだ観たいな~と思っていても トイレに行きたくて我慢できなくなります。 そこで、やむおえず会場を出てトイレに向かうのですが・・・ トイレを済ませて また会場に戻れるようにしていただけないかしら・・ と、切に願います。 二つ目は食事です。 素敵なレストランがありますけれども お洒落なだけにお値段もそれに見合うものです。 もっと気軽に入れて お腹を満たせるような食事処があればいいのになぁ~ ・・と、思います。 具体的に言いますと 気軽にうどんを食べたいのですね、私。 うどんならば たとえ給料前であろうとも 母に気持ちよくご馳走できますもの。 常設展も観たいものだなと 未練を残しながらも この日は一旦九州国立博物館を出て 近所のうどん屋さんへと車を走らせました。 常設展は また日を改めて、じっくりと観ることにしましょう。 さて、四回にまたがりました 私の『聖地チベット』展のぶろぐるぽは これで終わりです。 最後まで読んでくださいまして、 どうも有難うございました。 九州国立博物館 太宰府天満宮横 福岡県太宰府市石坂4-7-2 http://www.kyuhaku.jp/ 聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝 展 2009年4月11日(土)~6月14日(日) 午前9時30分~午後5時 (入館は午後4時30分まで) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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