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カテゴリ:Moleskin Large
今のモレスキンラージは2冊目である。1冊目は1年以上前に買っている。ポケットの方は手帳として順調に使い続けているが、ラージはしばらく使い道を見つけることが出来なかった。
最初に買ったのはルールドノートで6ミリ罫である。それまでA4ノートに書いていた日記をこれに書こうと思って購入した。6ミリ罫は万年筆で書くには狭く、当時万年筆での記入を考えていた自分にとっては使いやすいものではなかった。2行にまたがって書いたりしたこともある。モレスキンの紙質もやっかいで、モンブランのブルーブラックを使って書いていた。 当時は「とにかくラージを使いたい」という思いで使い方を模索していた。しかし、日記は結局1週間程度でもとのA4ノートに戻した。せっかく買ったノートでもったいないから、それからは町で見つけたチラシや、チケットの半券など、気になったものを貼り付けていった。しかし、大きさがA5変形サイズなので、大きな紙は不必要に折り曲げなくてはならず、貼るのにもずいぶん苦労した覚えがある。とにかく1冊終了したが、それからしばらくは使い道が見つけられなかったので「自分の生活でラージを使う機会はない」を半分あきらめていた。 転機となったのはトラベラーズノートを使い始めてからである。万年筆の使えるこのノートは、どこへでも持って行って様々な場所で書いた。自分は主にデパートの中にある休憩用の椅子とテーブルを利用した。今まで様々なことにA4ノートを使っていたが、このノートでA5変形サイズの携帯性の良さに気がついた。また、記入している内容がブログに関係することばかりだったせいか、よく読み返すことにも気がついた。「日記の魔力」(俵三郎著)に影響を受けて日記を書き始めたので、どうしても「日記を読み返すこと」がしたかったし、A4ノートに書いた物はほとんど読み返していないことに頭を悩ませていたこともあった。そこで思い切って日記をモレスキンラージに書き、読み返すことに力を入れようと考えた。 以前の失敗の反省から、モレスキンラージを使うに当たってはいくつかのことに気をつけた。まず、ノートの種類はプレーンにした。トラベラーズノートやモレスキンポケットで無罫ノートの方が自由に使えることがわかっていたからである。次に、裏抜けしなければ、筆記具にはこだわらないようにした。ボールペンの方が使いやすいのであれば遠慮なくボールペンを使った。さすがに長く文を書くときは万年筆の方が良い。そのため相性の良いインクを見つけると同時に、少々の裏抜けには目をつぶることにした。 万年筆に関しては裏抜けより滲みに注意するようになった。滲まないインクは裏抜けも少なくて済む。今のところ、モンブランに代表される古典的ブルーブラック(モンブランとプラチナを試した)とアウロラのインク(ブルーとブラックの2色)、セーラージェントルインクのブラックが使える。紙面がA5変形サイズで狭いため、FニブやMニブなど細いもので書くとすっきり読みやすい。筆記具ではゲルインクボールペンの他にLAMY Swiftも使っている。 トラベラーズノートの時から、記事の種類ごとに色を変えて書くのは便利である。最初はペンケースを一緒に入れるためのバッグを探したが、あまりいいものがなかったのでやめた。その代わりゲルインクボールペンを自分の行く場所にばらまくことで対応している。万年筆だけはカバンの中に入れたり、上着のポケットにさしたりしている。モレスキン用に作ったペンホルダーは、外出するときにだけつけるようにして、普段はノートだけを携帯している。 とにかく書く場所は多い。表紙が丈夫なので車の中など机がない場所でも書ける。ボールペンのスピーディさも記入量の多さに一役買っているようだ。街中で買い物をするときは持たないが車の中までは持って行く。機会があれば車から引っ張り出して書くという具合だ。 こうして、1年以上前に自分の生活の中に取り入れ損なったモレスキンを、今回無事取り入れることが出来た。今のところ、1日の書くページ数も少しずつ増えてきており、3ページから、休日など多い日で7ページくらい書く。時々読み返してはブログのネタを探している。 ラージを使うようになってポケットは完全に手帳として使うことになった。こちらにはスケジュール、メモ帳、ToDoの機能に絞り込んで使っている。自分の中で少しずつモレスキンを中心としたシステムが形になってきている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月22日 07時55分36秒
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