カテゴリ:江戸・東京
千葉県市川市と船橋市の境に法華経寺がある。中山競馬場まで1kmの距離。中山法華経寺は、日蓮上人が最初に教えを説いた寺で、創建が1260年(鎌倉時代)とされる。身の丈4.8mの大仏も居る。
境内が桜で満開になる頃、五重塔が青空に映える。一辺の長さが4.9m、高さ30mの朱色の塔である。加賀藩前田家が寄進。昭和54年に改修された。五重塔の横には風格のある祖師堂が建つ。祖師堂は、比翼入母屋根造りの屋根を持つ珍しい大建築物。この他には吉備神社本殿だけ。 法華経寺境内には、祈願成就・子育て等の祈願本尊として信仰を集めている「鬼子母神像」を祀る堂がある。だたし、漢字の「鬼」ではなく、田と九と人を組み合わせた漢字を使用。キ子母神堂に続く本院・客殿は自由に見学できる。百日の荒業で有名な堂もある。中山は多くの堂が集まる聖地だ。 境内には、大きな日蓮上人の銅像とともに、蒋介石の胸像がある。昭和47年に当時の住職が日台友好を願って建立したという。二つの中国で揺れていた時期だ。中山法華経寺は山号を「正中山」という。蒋介石の名は「中正(チョンチェン)」である。多少の縁がありそうな気がする。
写真-1 中山法華経寺の五重塔。加賀藩前田家が寄進。高さ30m。 写真-2 比翼入母屋造りの屋根を持つ法華経寺・祖師堂。
写真-3 身の丈4.8mの中山大仏。江戸神田鍋町の鋳物師による。(1719年) 写真-4 蒋介石を祀る中正紀念堂広場の夕景。昨年、台湾旅行の途中訪れた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年04月17日 09時00分14秒
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