カテゴリ:川や海
新緑の山並みに囲まれた東北・秋保(あきう)温泉郷へ出かけた。秋保温泉は、仙台駅から西20kmに位置する。温泉と料理を満喫できるので、昔から仙台の奥座敷と言われてきた。高速道路から近いこともあって、近年ゴルフ客も多く利用する。
東北新幹線開業30周年日を迎えた6月23日に、昔の職場の仲間が秋保に集った。昭和51年頃浜名湖付近で、寝食と「九楽」を共にした12名が主に新幹線を乗り継いで来た。うち4名が現役でフルタイム稼働している。東北復興支援の一助になればとの思いから半年前に企画されていたもの。 秋保温泉と言えば磊々峡である。奥羽山系神室山から流れ出す延長55kmの一級河川名取川の中間に位置する深淵箇所である。両崖は秋保石(凝灰角礫岩)から成る。奇岩怪石が磊々と重なり合う景観が約1km続く。この場所より25km下ると大津波で壊滅的被害を受けた閖上(ゆりあげ)漁港がある。 秋保石は細かな気孔があり、軽量で耐火性に優れていることから、仙台を中心に数多くの建築に使用された。かつては秋保石運搬と湯治のために「秋保電鉄」が走っていた。秋保里センター館には、その面影を残す展示品がある。道路入口には6体の「石んこ地蔵」が来郷者を出迎える。 写真-1 覗橋アーチ橋桁下から磊々峡を覗く。 名取川の中間付近。 写真-2 新緑と深淵の磊々峡。新秋保橋より上流を望む。 写真-3 奇岩の八間岩や時雨滝を見るための散策路が整備されている箇所。
写真-4 秋保石の彫刻「石んこ地蔵」が来郷者を出迎える。秋保里センター前の6地蔵。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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