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2012年07月21日
カテゴリ：川や海
室蘭湾の入口に、南北方向に架かる白い橋がある。絵鞆半島祝津と陣屋地区を結ぶ白鳥大橋である。東京のレインボーブリッジをひと回り大きくした橋で、長さ1,380m(798m)、中央径間 720m(570m)、海面からの高さ54m(52m)である。 注 : ( )の数字はレインボーブリッジの橋諸元を示す。
白鳥大橋の特徴は、積雪寒冷地における本格的なつり橋第1号であること。主塔基礎が水深73mの大深度施工だったこと。更に、強風対策として桁の両側に小さな翼があること。多くの課題を克服して建設された橋で、1998年に土木学会田中賞を受賞している。 室蘭駅から西に2kmに小高い山がある。標高199.63mの測量山で、明治初期に国道36号を建設するにあたり、米国人技師が測量するために登った山。山頂からは360°のパノラマだ。各テレビ局塔が8基林立している。歌人・与謝野晶子は、この山を「即涼山」と表現している。 白鳥大橋は、ライトアップが施され、工場群の灯りとともに夜景を楽しめる。祝津水族館近くの丘・祝津公園展望台からの眺めが素晴らしい。但し白鳥大橋は、レインボーブリッジや東京ゲートブリッジのように歩行者が渡れないのが残念である。往復3 km程のジョギングコースになるのだが・・。
写真-1 室蘭湾の入口に架かる白鳥大橋。好天気ならば羊蹄山も見える測量山にて。
写真-2 祝津公園展望台からは白鳥大橋を間近で観ることができる。
写真-3 測量山から眺めた室蘭の工場群。新日鉄製鉄所の操業開始は明治42年(1909年)。
写真-4 測量山山頂にあるモニュメント。はばたきをイメージしている。一等三角点がある。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2012年07月21日 13時55分42秒
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