カテゴリ:荒川・多摩川水系
荒川河口には、橋が密集している。葛西臨海公園西側に位置する橋梁群である。下流から、(1)JR京葉線荒川橋梁、(2)首都高速荒川湾岸橋、(3)国道357号・湾岸道路河口橋が並行している。更に、高速道路が合流する葛西JCTのポイントもある。
荒川の終点は、この橋梁下流付近と思われがちであるが、実は約2km上流。荒川と中川が合流する付近に、「河口から0 km」キロポストがあるのだ。しかし実質的には河口橋梁群より1.5km海側で、西なぎさの潮流堤先端までが荒川の流れと思われる。港湾と河川との行政が混在する海域だ。 荒川放水路は、大正13年から開削された。その後昭和30年代から葛西海岸の埋め立てが進み、鉄道・高速道路等が順次造られた。上流側の荒川河口橋は、平成8年に新たに架設された。桁高が27mと高く、都内で3番目の高さだと言う。安全な歩道もあり、夕方散歩したくなる850mの橋だ。 荒川放水路完成後は、大きな水害は生じていない。しかし東京都には浸水想定図がある。200年に1回の大雨が生起した場合の想定である。この場合、3日間の総雨量を540mmとしている。最近の降り方を鑑みれば、過去に経験したことがない大雨に遭遇する事例が多い。避難場所の確認が大切。 写真-1 葛西海浜公園から荒川河口と橋梁群を望む。 写真-2 荒川河口ではヨットが気持良さそう。東京ゲートブリッジ(恐竜橋)を望む。 写真-3 左岸上流より荒川河口橋を望む。荒川左岸を南下して来た中央環状線が合流。
写真-4 潮流堤の先端で翼を休めているウミ鵜?黒い羽は紫外線対策にも有効。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年08月10日 08時54分02秒
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