カテゴリ:利根川水系
利根川と霞ヶ浦に挟まれた水郷地帯は、梅雨の頃華やかになる。「その色彩 東洋一」との宣伝に乗って、水郷佐原水生植物園へ相棒と出かけた。400品種、150万本の花菖蒲が咲くという場所へ・・。住所は香取市扇島とある。佐原市は平成の合併で香取市となっていた。 千葉と茨城の県境が入りくんでいる水郷地帯。利根川との名が付く川が4つもあり混乱しそうな地域だ。本家筋の利根川、分家の常陸利根川、新興の新利根川、そして直交する利根川などの四川。「水郷さわら」は、千葉県に属し、与田浦に接する。十二橋めぐりの船着きを目にしたが、潮来行きバスに乗り込む。 あやめの時期は終わり、ハナショウブは見ごろピークが過ぎ、睡蓮が咲き始めた時期に訪れた。園内の名物である「女船頭とサッパ舟」に乗り込み、池を15分かけて見て回る。サッパ舟とは、笹の葉の形に似ているからとされる。しかし、「作場田舟」説や「田の端舟」説もある。ササのハッパが単純で気に入った。 梅雨時期、憂鬱な日々を慰めてくれる優しい花がハナショウブと言われている。花びらがゆったり垂下り、気品も感じられる。花言葉は、「優しい心」、「優美な心」。イラク北部、ウクライナ東部そして日中韓では、対立構図で殺伐とした状況だ。これら地域人達の心のなかに、ハナショウブが咲いてほしいものだ・・。 写真-1 ハナショウブが見頃の水郷佐原水生植物園。 写真-2 サッパ舟を操る女船頭。昔、水郷地区では料理上手より舟を漕ぐことが嫁入り条件だった。 写真-3 近くに老人ホームがある。散歩を楽しむお年寄り。皆が優しい気持ちなれる水辺。 写真-4 十二橋めぐりの船着場。与田浦は二つの利根川に挟まれ、平行に伸びる湖沼。
写真-5 睡蓮の葉から顔を出す小さな花(黄色)。アサザの蕾かな・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年06月25日 18時54分05秒
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