カテゴリ:江戸・東京
吾妻橋の下流250mに架る青いアーチ橋の駒形橋。大きな弓梁で橋桁と床版を支えている。力強い鋼製アーチリブが特徴の橋。関東大震災の復興事業により、現在の位置に始め架けられた(昭和2年)。それまでこの場所には、「駒形の渡し」があった。
駒形橋の名前は、西詰にあった駒形堂に由来する。江戸時代、船着場で下船した人々は、駒形堂の本尊を拝んだ後、浅草寺に参拝したという。駒形堂と雷門とを結ぶ並木道があった。駒形堂には、頭上に馬頭を頂き、忿怒の形相をした馬頭観音が安置されていた。馬の保護神であり、旅の安全を守る神様。 広重・名所江戸百景に「駒形堂吾嬬妻橋」がある。駒形堂の近くには木材屋が多くあり、立てかけた貯木された木材が描かれている。更に白粉や紅を売る小間物屋もあり、長い竿の先に赤い布を括りつけている。その上空をホトトギスが飛ぶという構図の浮世絵。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年04月01日 06時00分11秒
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