最近、取り上げられている「大津の中2自殺事件」

これは事件であり、いじめだけでは解決出来ない問題だと思う。

学校という組織。教育委員会という組織。

最近、起きる事件でタチが悪いのは公務員が
関与してる事件だと思うのは私だけだろうか？

その立場をフルに活用してどれだけ隠蔽するかが
焦点になっていて、掘り下げるうちに
曖昧な状態で終焉を迎える。

メディアも報道した責任を取らないから
いつの間にか解決したようになり、また同じような
事件が起きてから気づく。

今回伝えたいことは、メディアが取り上げてる
問題は一部であってそのまま隠蔽された事件が
沢山あることを知って欲しいから、私が見た
真実をそのまま掲載します。


一つ目は小学6年の時に起きた。

授業中に突然、担任の先生が出て行った。

その時に異様？な空気が流れたことを覚えている。

戻ってきた先生は泣きながら生徒に話した。

昨日まで一緒に勉強していたクラスの一人が自殺した。

その時、沢山の憶測も飛び、何が原因なのか分からなかった。

別にそれまで思い病んだところもなく、明るく元気な
イメージが強い人間だった。

その憶測の中には「死んだら楽に…」という言葉を彼が
発していたと言った人もいたが、それは冗談だったに違いない。

私個人では幼稚園の頃からずっと一緒で、遊んだりもしてたので
その人間の性格は知ってる方だったが、その亡くなった
数年前くらいから、私は部活に通っていたので、彼とは
学校以外では会うことはなくなっていた。

だから「何故？」という言葉だけがずっと頭の中を
巡っていた。

彼を知っていた私の親もメディアに顔を出すのは
可哀想すぎると言って手を回し、写真を提示するなと
訴えかけたがその努力も虚しく、次の日、新聞の片隅に
彼の写真が堂々と掲載されていた…

その後、葬式に出席したあと、何事もなかったように
卒業したが、彼と仲が良かった何人かの心の中には
ずっとわだかまりが残っていたと思う。

その何人かは何年か、彼の命日の日は集まって
墓参りに行っていた。

段々、歳を重ねるにつれて知識もつき
思い出すと原因はあれだったのでは？と思ってきた。

当時は、まだ何も分かってなかったからその結果は
出すことを出来なかったが、ある出来事を基に
何となくだが理解出来た。


自殺したその日。

泣きながら入ってきた先生が口にしたこと。

その前日の話。

検尿の提出日でその彼、一人が忘れてきたらしい。

私達は知らなかったが、その先生は彼に問い詰めて
次の日、自殺した当日、休んだ彼に対して
電話までして、また問い詰めたらしい。

「また持ってこれないから学校をサボったのか？」

と言ったということを先生本人が言っていた。

それから数時間後、彼は首を吊った状態で見つかった。


その後は、ずっと自習になり、クラスでは
すすり泣く音と、何故という会話で終わったが
その先生の言葉を変に思うものはいなかった。

しかし、その後、戻ってきた先生の口から
検尿の話も出ず、その彼が何故、自殺したのかも
分からないという状態に流れていった。

たかが検尿を忘れただけで…と思う人もいるだろう。

でも小学6年の少年にとっては恥ずかしいことでもあり
些細なことが大きくのし掛かる年頃でもないだろうか？


今になって思うのは、その先生は感情をすぐ表に出す先生で
授業中でも、すぐに生徒にビンタしていた先生だった。

部活ではミスをすると殴る蹴るが当然の先生で、試合前には
気合いを入れるということで、選手全員をビンタするほどだ。

チームが強くなったのはその恐怖から逃れるためとしか思えない。

私自身も、その先生に対して良い思い出はあまりない。

自殺した彼のようにボロクソに言われたこともある。



その先生が数年前に校長になったと聞いて不思議に思っていた。

人を死に追いやった人間でも校長になれるのかと…


彼はもうこの世にいないから自殺した真相は分からない。

ただ、一つの真実として、泣いて話していた先生の言葉と
新聞に掲載された写真は卒業アルバムのために撮ったような
写真だったということ。

私達、生徒は卒業前だからそんな写真を誰が持っていたのか？

提示したのは学校だったのではないかということ。

記事の内容は明確に覚えてはいないが、彼自身に
問題があったような記事だったことは覚えている。

この記事はニュースにもならず、世間には
殆ど知られずに終わった。

学校側が何かしたに違いないと思えたのは
そのあとに起きたもう一つの事件と出会ったからだ。



もう一つの事件はまた後日、書かせてもらいます。


彼がまた生きていたら…

毎年6月11日になると考えてしまう。

合掌。。