今回、印象に残った場面や言葉など。
思ふには 忍ぶることぞ 負けにける 色には出でじと 思ひしものを
既自以心爲形役 既に自ら心を以って形の役と爲す
これまで心を体の僕としていたのだから
奚惆悵而獨悲 奚ぞ惆悵として獨り悲まん
どうして独りくよくよと嘆き悲しむことがあろうか
死ぬる命 生きもやすると こころみに 玉の緒ばかり あはむと言はなむ
悟已往之不諫 已往の諫められざるを悟り
過ぎ去ったことは悔やんでもしかたがないけれど
知來者之可追 来者の追う可きを知る
これから先のことは 如何ようにもなる
命やは 何ぞは露の あだものを 逢ふにしかへば 惜しからなくに
實迷途其未遠 実に途に迷うこと其れ未だ遠からず
道に迷っていたとしても それほど遠くまで来てはいない
覺今是而昨非 今の是にして昨の非なるを覚る
今が正しくて 昨日までの自分が間違っていたと気づいたのだから
我亦欲相見君 我も亦た君と相見えんと欲す
和歌は人の心を見るもの聴くものに託して言葉で表す
漢詩は志を言葉で表す
志を詩に託す
和歌では動かぬ心
藤原を捨てる 父と弟を捨ててくれ ジュリエット
二人で京を出ても世の中は変わらない
より良き政をする使命があるのよ
この国を変えてゆくさまを
死ぬまで見つけ続けます
人は幸せでも泣くし悲しくても泣くのよ
幸せで悲しい
「源氏物語で恋愛セミナーの日記」