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カテゴリ:読書
これは松葉牡丹です。石ころがごろごろしている所に毎年咲いてくれます。最初は何処からか種が飛んできたのだと思います。南米原産で1年草、スベリヒユ科で6~9月に咲きます。葉が松葉を太くしたようなかたちをしています。 今、渡辺淳一氏の「鈍感力」を読んでいます。氏が札幌医科大学の整形外科教室にいた頃、3級位上の医局員が手術の時いつも、教授からめったやたらに叱られていて、気の毒だなと思っていましたが、手術の後は落ち込まずに、暢気に風呂に入り、皆と談笑していたので不思議に思っていたそうです。 その先生は叱られたら「ハイ、ハイ」とハイを2度重ね、叱られたことは馬耳東風であまり気にしないで、学ぶべきことはきちんと学んで手術が医局一上手になり、大きな病院の院長になられたそうです。 人によっては叱られると家に帰ってもそのことを考えて落ち込み、出勤ができなくなり脱落していくことになります。上記の先生のようにいつも叱られると、普通の神経だと再起不能で、その教授からなるべく遠いところにいるようになり、遂には落ちこぼれていくのが通常です。 彼は叱られても、やるべきことはきちんとしていたのですからすごいと思います。渡辺氏はこれを鈍感力と名づけて人生で最も大切なことだと持ち上げています。言ってみれば上司やかみさん、同僚などに何を言われても聞き流せ、かみさんのがみがみにじたばたするようではいけない。馬耳東風こそこの世を生きる王道である。と言っています。 前総理の小泉さんが安倍内閣の支持率が落ちた時に、安倍さんにたいして鈍感力が必要だとコメントしたと新聞に出ていましたが、小泉さんはまさに鈍感力の達人でした。鈍感力があったからあれだけ長期政権が保てたのだと思います。小泉さん以前のチョコチョコ変った総理は鈍感力がなかったと言えると思います。 政治や会社勤め、夫婦生活、創作活動全てに鈍感力は必要だと思いますが、敏感に相手を思いやる力も必要だと思います。最初に登場した叱られ役の医師も、教授を全く無視したわけではなく、教授を思いやった上で聞き流していたから成功したのだと思います。 他人の言うことに神経質に対応していたら自分の身が滅びてしまいます。聞き流す技術が必要だと思いますが、それには相手を尊重するという基本姿勢ができていないと成功しないと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.10 16:54:39
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