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テーマ:最近観た映画。(40091)
カテゴリ:映画・DVD
映画赤毛のアンのDVDを観た。3時間13分という長い長い作品だったが退屈しないで観れた。 3才で両親を亡くし孤児院や子守先などを転々としていた孤児のアンが置き去りにされた孤児院にプリンス・エドワード島のマシューとマリラという年老いた独身の兄妹が養子が欲しがっているという情報が入り、アンは一人でプリンス・エドワード島にやってきた。 迎えにきたマシューは男の子でなく、女の子が駅で待っていたので当惑する。老兄妹は酪農を手伝ってもらうことを考えて男の子の孤児を望んだのに、手違いで女の子が送られてきたのである。マシューは間違いでもそこに女の子を一人で置いておけないので家までつれて帰るが、妹のマリラはカンカンに怒る。 孤児院に送り返すことにして途中まで出かけるが、村の人に出会ったりして、、結局、アンはグリーン・ゲーブルスの兄妹の家に置いてもらえることになった。空想家のアンは失敗や騒ぎを次から次に引き起こすが、その都度謝ったり、反省したりして自分なりに精一杯生きる。 辛いこと、苦しいことに耐えに、耐えて成長し、勉強がよくできたので、最後は教員免許をとって村の学校の先生になるところで終っている。 アンのハラハラドキドキの失敗人生もだが、マシュー、マリラ兄妹の独身人生にも心が引かれた。マシューは女の子に声をかける勇気がなくてずっと独身だったようだ。マリラは好きな人がいたが喧嘩して、その後彼氏を許さなくて意地を張り、独身を通したが、その後もずっと後悔して生きてきたとのことである。 連れてくるのは、男の子の筈だったのに、女の子を連れてきたマシューはマリラに大変叱られたが、こっそり、アンを助け、アンが家にいられるようにアドバイスしたり、ドレスを買ってやったりして、マリラに気づかれないように彼女をかわいがった。 そのマシューがアンが教員学校を卒業する頃、心臓発作でなくなった。倒れた時に、引き取ったのが男の孤児でなくて女のアンでよかったのだと涙を浮かべながら呟いた。あんなにやさしかったマシューが亡くなってアンもしばらくは悲しみで涙が止まらなかった。 ずっと独身で仕事一筋で生きてきたマシュー、女性に恋したこともあっただろう、でも結婚できなかった。そして最後に養子という形だがアンに巡り合った。 彼女を心から愛し、彼女からも心から愛してもらい、死んでいったマシュー、幸せそうな顔をしていた。結婚して子供を儲けることはできなかったが、人生の終末にアンを得て素晴らしい恋人と子供を同時に得て幸せだったろうなと思い、涙が出た。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.25 19:01:25
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