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今が生死

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2009.07.08
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カテゴリ:教育
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4月に男の子が生まれてその子が落ち着くまでということで、母親と2歳半の女の子が出産里帰りで、我が家で生活している。お姉さんになった女の子は思いやりがあり、物分かりのいい賢い子だが、母親が授乳その他で赤ちゃんに関わっているとママ、ママと甘えたり我がままを言ったりする。

今はおばあちゃんがいるので、甘えの矛先をおばあちゃんがかなり、吸収してくれているが、やがて親子だけで家に帰った時はどうなるだろうかとおばあちゃんは案じている。もともとおばあちゃんがいない夫婦だけの子育ても多く、いなければいないでそれなりにバランスがとれていくと思われ私は心配していない。

人間の心の中には嫉妬心があるが、その最初の萌芽は、弟や妹が生まれた時ではないかと思う。やがてその赤ちゃんが生育すると母親がお姉さんに関わっていると、お姉さんに対して嫉妬を感ずるようになる。一人っ子の場合は、嫉妬を感ずる対象がなくてよかったと思うかも知れないが、幼稚園や保育園に行ったとき、保育士等の他の幼児に対する扱いに嫉妬を感ずるらしい。社会に出てからは兄弟がいる家庭より、むしろそれが強い一人っ子もいる。

育児環境の中で嫉妬心は学ばれていくが、もともと人間の遺伝子の中にそれが組み込まれており、生育していく中でそれが様々な形で発現してくるのではないかと考えられている。

嫉妬心が強い人とそうでない人がいる。遺伝的素因と生育環境の組み合わせの中でそれが強くなったり弱くなったりするのだと思うが、最初に芽生える家庭環境での嫉妬心の扱いが、成人後のその人の人格に大きく影響することが考えられ、母親および周りの大人や保育士等の公平な愛情ある態度がきわめて重要と考えられる。





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Last updated  2009.07.08 21:31:37
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