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今が生死

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2009.09.22
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明日は秋分の日である。お彼岸の中日である。
そのお彼岸にあわせて咲く不思議な花がある。

通勤途中などに道ばたとか垣根の所に真っ赤に咲いているのを見かけたが我が家のは今年は咲かないのかなと思っていたら、21日に咲いた。それまでは数本の茎だけでその先に蕾があったが、蕾は小さかったので彼岸に間に合うかなと思っていたが、きちんと間に合わせて咲いた。

咲いた後、茎や花は消えてなくなり、初冬にニラのような線形の葉が出てきてそれも4月には枯れてしまい、9月の秋彼岸頃いきなり茎が出て、真っ赤な花を咲かせるのである。葉がある時には花はなく、花のある時には葉はない。

雌雄同体で、花は咲くが、種は結実せず、球根だけで繁殖するので、変種などはなく、日本全国全て全く同じ品種である。中国から渡ってきたとのことでその時から全く変化はない。

葉が無い花、見るからに毒々しい感じ、花も葉も全て有毒、お墓とか、縁起の悪い所に咲く花などから不吉な花との印象が強い。日本全国各地で様々に呼ばれており、マンジュシャゲ、ハッカケババア、ユウレイ花など1000以上の呼び名があるというのは、葉がなくて彼岸に突然咲き、しかも真っ赤で目立つからだと思われる。

ちなみに私の田舎ではハッコボレと呼んでいた。子供の頃はそれに触ると歯がなくなってしまうからそう呼ぶのかと思っていたが、大人になった今、色々の情報から考えると、花は咲くが、葉がないので、葉コボレと呼んだのではないかと思っている。

球根から生えてきて咲く花で、ユウレイでも霊魂でも魔術でも何でもなく、自然科学的現象で花を咲かせるのだが、お彼岸の時突然真っ赤な花を咲かせるので、亡くなった先祖が、お彼岸に、花の姿で現れるのだと考えている人もいる。

不思議な花である。先祖の霊かも知れない。今朝庭に出てみたら一本しか咲いていなかった花が根元からぽっきり折れていた。昨夜家内が植木に水をやる時、ホースが引っ掛かって折れたものと思われた。不吉な表れかなと思ったが、1日綺麗に咲いていたのでよしとして、不吉とか先祖の霊などとは考えないことにしようと思う。






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Last updated  2009.09.23 08:37:19
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