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今が生死

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2012.03.07
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カテゴリ:政治
約90兆円の国家予算の内過半が借金で毎年21兆円の利息を払っており、社会保障費は毎年1兆円づつ増えている現状からは節約政策を実行してから増税などと言っている猶予はなく、節約しながら増税もしなければ国家財政が成り立っていかない現状にある。

1000兆円もの借金を積み重ねてきたのは歴代の政権運営が悪かったからであり、その尻拭いを国民にさせるのは納得できないという意見もあるし、消費税を上げれば、消費が落ち込んで税金収入が減少して逆効果だとの指摘もある。

しかし財務大臣を経験した管さんや野田さんは今のままでは日本経済は破綻すると信じており、何がなんでも消費税は上げなくてはと考えている。財務省の傀儡と言われようと、国民の心が分からない冷血漢と言われようと、約束違反の男と言われようと、自分の身はどうなってもいいから国を救いたいとの強い気持ちがある。本来なら総選挙をして増税か否かを国民に問うて法案を通すべきだが、賢明な国民と言われている日本人でも自分が損する法案には反対である。増税か否かで選挙したら負けるに決まっている。自分が悪者になって、増税案を通してから解散の腹積もりだが、いくら自分の身を差し出しても法案が通る可能性は厳しい。

増税反対を声高に叫んでいる人達がいる。かれらは間違いなく選挙で有利に立ちたいからである。日本の財政事情をよく知らない人たちは増税反対派に投票するだろう。しかし彼らは泥をかぶっても日本を救おうと思っている人たちではない。彼らが天下をとったらどうなるのか?あれこれしてみましたがやっぱりお金はありませんでした。すみませんで済むものではない。国際信用に関わる問題で日本は立ち行けなくなる。有権者にはいい顔をするが、実際は国が滅ぶかもしれないことには目をつむっている人たちである。

今の流れからは総選挙後に増税法案が審議される情勢だが、そうなると成立する可能性は低くなる。有権者の賢明な判断にすがるしかない。





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Last updated  2012.03.07 23:23:17
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