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今が生死

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2018.11.18
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カテゴリ:生き方
時代が変わり大学が広き門になり、夜間大学や夜間高校で学ぶ学生や生徒は少なくなったがかっては昼間働いて夜学ぶ学生は多かった。先日の中学同級会で会ったK君は商業高校を卒業してNECに就職し、仕事をしながら夜間大学に通ったが、仕事と学業で大変だったがあの時代が一番懐かしく楽しい時代だったと語ってくれた。
今日たま々夜間高校、夜間大学を卒業した人の手記を読んで感銘をうけたので紹介する。その人が5歳の時電器工場に勤めていた父親が出奔し、母親が農協の仕事や河川工事をしながら長男の彼と弟と妹を育てた。父親が女の所だかどこだかわからないが突然いなくなった家庭への世間の目は冷たく彼の心はすさむばかりで喧嘩に明け暮れていた。中学卒業後は電器工場に勤めて定時制高校に通ったがそこで同じように苦学している友人に励まされた。「苦労して学校続ける意味が分からんから辞めようかと思う」と友人に話したら「俺たち今はみんな貧しくて惨めだが仕事と学業をやりきれば定時制だからこそ得られるものがあり、昼間の生徒より立派な人間になれる」と言われて歯を食いしばってがんばった。卒業後東京に出て昼間働きながら夜大学に通う道を選んだ。二部学生(夜間大学)は昼間の学生より恵まれない家庭環境の学生が多かったが社会経験や行動力は昼間の学生より優れていて考え方がしっかりしていた。逆境に打ち勝つ根性が培われ、おれは大学生だというエリート感覚がなく、昼間の学生より平等感を知らず知らずに身につけていた。彼は大学卒業後は市役所に勤めて市民のために働いたが二部学生として培った逆境に打ち勝つ力や人々に対する思いやりの行動が高く評価されて市長や県会議員やコムニユテイのリーダーになって社会や人々のために尽くしているとのことである。人のために尽くすという理念が二部学生だからこそ培うことが出来たと書いていた。読みながら思ったが二部学生は国の宝であり、わが国や世界を思いやりでリードしてくれる人達である。逆境を乗り越えて戦う雄姿に幸あれと祈る。





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Last updated  2018.11.18 08:47:33
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