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今が生死

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2018.12.11
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カテゴリ:家の整理
回答はその両方だと思うがその割合が個々のケースで違うのだと思う。フィギアスケートの選手等はいくら熱意があり熱心に練習しても才能のない者は優勝はおぼつかないと思う。
先日89歳の女性が外来に来た。物忘れが多くなったので認知症になったのではないかと思い、認知症外来を受診し、認知症ではないと言われたが血圧が高いということで内科外来に回ってきた方である。今もアパートの管理人をしているとのことだが82歳まではアパートの修理は全部自分一人でやってきたとのことである。フローリングの床張り、窓ガラスの入れ替え、壁や屋根の塗装、全てを一手に引き受けてしてきたとのことである。35歳頃から見よう見まねで始めて職人顔負けの出来栄えだったとのことである。ご主人は山登りが趣味で殆ど手伝ってくれなかったが、ある時人手が足りなくて手伝ってもらおうとしたことがあるが、出来が悪すぎでお話にならないので頼むのを止めたことがあるとのことだった。
我が家では本年5月に屋根の塗装をしてもらったが人手がかなりかかり日数的にも長期で160万円位支払った。彼女の場合全部一人でするのでアパートの持ち主は材料費を差し引いても管理人の奥さんが全部してくれたので随分経済的に助かったと思う。私には家の床張りや壁塗りはとてもできないと思う。職人というのは一般的には男が多い。それなのに彼女は女なのに一般の男が出来ないことを47年間もしてきたのである。その話を聞いてすごいことだと思った。彼女には才能があったのかもしれないが管理人の妻としてアパートの修理位管理人が出来なくてはという気持ちと熱意が材料を届けてくれる人に熱心に聴いたりしてマスターしていったのだと思う。
熱意がこの偉業を成し遂げたのだと思う。私は色々なことに熱意を持って挑戦しているが殆ど成果は上がっていない。ある人からそれは能力のないことに挑戦しているからだと言われた。しかし彼女の話を聞いて諦めてはいけないと思った。「好きこそものの上手なれ」という諺があるが、彼女はそういう仕事が好きだったのかも知れない。私も今挑戦していることを好きになって職人が仕上げるような素晴らしい出来栄えの仕事ができる人間になろうと思った。





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Last updated  2018.12.11 21:27:43
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