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今が生死

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2022.09.14
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テーマ:プロ野球(240)
カテゴリ:スポーツ
ヤクルトの村上宗隆選手(22歳)が58年前の1964年に王貞治選手が記録した年間55号本塁打の日本人記録に並んだ。
昨日の巨人・ヤクルト戦では9対7で敗れたが村上が2本のホームランを打ち神宮球場は盛り上がった。村上は九州学園高校の恩師からはストライクがきたらどのボールでも全て打って遠くに飛ばせとの指導を受けた。プロに入ってからは当時の高津2軍監督からは、4番打者として三振しても凡退してもいいから中途半端でなく思い切ってボールを打てとの指導を受けた。その結果が昨日の55号に繋がったのかもしれないが、それを受け止め実践した人間がいたから達成できたのだと思う。
高校時代の恩師は「とにかく負けず嫌いだった。試合に負けると人一倍悔しがっていた」とのことである。この負けず嫌いが55号の最大要因ではないかと思う。
よく巨人の強打者岡本と比較される。能力的には両者共同じくらいかもしれないが負けず嫌いの点で村上に分があるようだ。岡本は闘志と悔しさを内に秘めて燃やしているが、村上はベンチにいる時からしきりにチームメートに激励を飛ばしている。負けた時は悔しいけれど落ち込まないで「明日頑張りましょう」と言う。岡本は悔しさを胸に秘めてうつむいてだまって球場を去って行くので、この違いが出たのではないかと思う。
ヤクルトが昨年優勝したのは村上がいたからではないかと思っている。戦力的には10勝した投手がおらず9勝どまりが二人で中継ぎはしっかりしていたが先発投手は他チームよりかなり劣っていた。しかし村上の負けず嫌いがチームを引っ張って優勝に導いたのではないかと思う。
今年も昨年同様先発投手が弱く、8勝が最高で1イニング12点取られる様な弱い投手陣なのに今首位にいる。一昨日、昨日と連敗して2位のベースターズに追い上げられているがあの負けず嫌いの村上がいる限り、今年も何んとか勝ち抜けるのではないかと思う。勝負にたいするこだわりは並みではない。勝ちたい一心がホームランにつながっており、勝つためにはまだまだ打つかもしれない。投手陣が弱いので日本一になれるかどうか分からないが、村上がいる限り最後まで食らいついていくのではないかと思う。





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Last updated  2022.09.14 19:10:12
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