【穣と薫(じょうとかおる)】。 珍しい店名である。
【手打ち蕎麦 穣と薫】 荒川区西日暮里2-13-3 ANNEX日暮里1F
公式ブログ、
紹介ブログ1、
紹介ブログ2
この看板・暖簾を見て気になって調べた。
店名のひとつめの意味は、
「 豊
穣な土地に育った、
薫り豊かな蕎麦 」
であるが、別の意味もある。
非公式サイトを検索して調べていただくと、テレビドラマを見たような感覚を覚えるかも知れない。
オープンして1年くらい。
本・雑誌どころか、「食べログ」や「livedoorグルメ」、「Yahoo!グルメ」などに登録されていないのも不思議だけど、
紹介ブログ1の書き手で、
『
蕎麦こい日記』を出版している「蕎麦に恋するミュージシャン」 高遠彩子さんはどこで知ったんだろう?
夜に初訪問。17時半開店のはずが18時で準備中の札。
近所を散歩して18時半頃に戻ると、開いていた。
先客で近所の女性がひとり。私の後で女性が2名。
店は夫婦で切り盛り。昼間はご主人ひとりでのまかないのようだ。
店内は2人卓x3、6人卓x1、カウンター3席。
そば前を楽しむことにした。おすすめは、『自家製蕎麦生地餃子』、『蕎麦粉入りお好み焼き』だが、お好み焼きが先客分で終了。
天ぷら類が今夜はできない、という。
ご主人が不機嫌そうでちょっと苛立った感じも受けて、あまりいい感じはしない。
あとで、奥さんと話したら、体調が悪くて夜の営業を取りやめることも考えていたとのこと。
最初に出てきたのが『極上白ゴマ豆腐の冷奴』\400。なかなかおいしい豆腐だ。
そして、『蕎麦生地餃子』\600。焼きと茹でがあるが、焼いたものをいただいた。
ニンニクはなく、豚肉とキャベツの餡をそば粉とそば殻の入った生地でくるんだ餃子。
パリっとした食感でなかなかおいしい。ガレット(そば粉のクレープ)を彷彿させる。
気に入ったので、茹で餃子を追加。
こちらは、ぷりっとした食感で焼き餃子よりもそばの風味を強く感じる。
こちらは、そばがきを彷彿させる。
この時点で客は私ひとり、ご主人も所用で自宅に戻ったので、奥さんといろいろ話をした。
数日前から中華麺も提供しているそうだ。
「 自分達の趣味が高じて、あまりにも美味しい物ができてしまったため、どうしても皆様にこの美味しさをお分けしたい!!!と、企画しました。」(公式ブログ)
とのこと。
公式・非公式ブログを読んだり、あるいは奥さんと話しても感じたのだが、真摯に仕事に取り組んでいるのがわかり、心地よい。
ビール2本飲み、田酒も追加したので、あっさりめの『野菜のナムル』。
話ははずむ。
紹介ブログ2で書かれているように、近くにうどん屋があるから開業1週間前にそば屋に変更したそうだ。
ご主人は戻ってこないが、〆の『もり蕎麦』\600。
多少、不安に感じたが、奥さんがタイマーを使ってきちんとしたものを出した。
なかなかおいしいそば。つゆは淡い感じだが悪くはない。
薬味は通常つけずに、申し出ればつけると張り紙にあったが、初回なので最初からついていた。
酔いが回って詳しく思い出せないところもあるが、おいしくいただいた。
再訪しよう。ごちそうさまでした~
※ 昼間はご主人ひとりのまかないのため、単品料理は状況に応じて提供
※ 体調不良などの理由で営業していない日もあって、数回空振りした客もいるようだ
※ 2011年2月23日閉店
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