なまずの天ぷらって食べたことある?
ほれっ、この店の暖簾を見てよ!
江戸川と中川が流れる埼玉県吉川市では「なまず料理」が家庭の味、また郷土料理として代々親しまれてきているのが有名なようだが、今日伺ったのは栃木県の渡良瀬遊水地近くにある「なまず天ぷら」の店。
私自身は、なまず料理はもしかしたら過去に食べたことがあるかも知れないが、全然記憶にない。
1年ほど前にこの店のことを知り、手打ちそばもやってるというので自分にとって宿題店にしていたが、「青春18きっぷ」を利用して訪れてみることにした。
【新枡屋商店】 栃木県小山市下生井1226-15
紹介ブログ1、
紹介ブログ2
と言っても、JR宇都宮線の野木駅から徒歩40分くらい
疲れるのよ~。途中で町営の「きらり館」というところを通り過ぎるのだが、往路では気付かなかったが、ここに無料レンタサイクルがあることを復路で知った時はがっくりきたよ
さて、入店。看板には「酒・食料品 しんますや」とあるように左隣の店舗で物品を販売しているようであるが、年配の夫婦ふたりが飲食店と両方みているのか、物販店はガランとしている。
12時ちょっと前で先客0。しばらくして夫婦客が1組。田舎の食堂みたいな店内は4人卓x3、座敷数部屋、カウンター4席。
食堂みたいなお品書き。そばは手打ちのもりそば1種みたい。
女将さんにそばとナマズの天ぷらを注文すると「ごめんなさい、今日は
たたき団子はないの。」とおっしゃる。
何、それ? 切り身の天ぷらになる、というので構わずお願いした。
後で来た夫婦客は、たたき団子がないと知ってがっくりきてたのを見て、むしろ、私が驚いたよ
後で調べると、「なまずのたたき」は身と骨をショウガ、味噌などと共に包丁でよくたたき、団子にして揚げるつみれ揚げのようなものらしい。
しばらくしてきましたよ、『手打そば』\500と『ナマズの天ぷら盛り合わせ』\700。
見た目、素人が打ったような短め・多少不揃いのそばだが、コシもあって喉越しもよく、これ、結構いけるのよ
私は持っていないが、
紹介ブログ2によると、
『
読者が選んだ栃木のそば75』に載っていて、
自家製栽培細打ちそば
「なまずのたたきだんご」も美味!
~栃木のそば75掲載記事の大見出し~
そば粉は小山市下生井産の自家栽培、つなぎは自作の小麦(農林61号)を二八で
自前の製粉機では60メッシュの細挽き。少し甘皮を入れて挽くので、香りも逃がさない。
つなぎの小麦粉も2008年から自作のものに切り替え、
自給自足率100%そばを実現してしまった。
~栃木のそば75掲載記事より抜粋~
とあるそうだ。
そんなこだわりのそばだとはびっくり
ナマズの天ぷらは白身でわりと淡白な味だがおいしいね。かき揚げとかの他の天ぷらもおいしい。
数年前の読売新聞の記事(抜粋)によると、
「
ナマズは、藤岡町の問屋から仕入れ、注文を受けてから生きたままさばく。身は白身、味は淡泊で癖がない。
しかし、水質悪化などで思川での捕獲量は激減している。「30年ほど前に比べ10分の1程度。その分、価格は倍ぐらいになった」。かつてとは違い、気軽に口に出来ない料理になった。」とのこと。
おいしかったです。ごちそうさまでした~
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