食べ歩いている 「
うどんがメインの料理のそばバージョン 」 を見つけたので、いただいてみることに
【手打そば 吉田家】 埼玉県久喜市栗原3-1-25
紹介ページ1(音が出ます)、
紹介ページ2
町の人たちに愛される気さくな手打ちそば屋さんのようで、女将さんがブログなどで情報発信。
店内はお客さんで賑わっていて厨房も活気があるし、店員さんたちの接客もてきぱきして気持ちいい。
お品書きも季節メニューでいろいろとアイデアを出している。
でもね、ここには載っていない。
変り種のそばが好きな私だから、ちょっと気になるものもあるが、今日の目当ては冒頭の「
うどんがメインの料理のそばバージョン 」 である『
鍋焼きそば』なの。
レギュラー・メニューにある(
赤枠)のだが... 『鍋焼きうどん』になっている。
ところが、つい先日、女将さんの「
鍋焼きだって蕎麦♪^^」というブログを見つけてしまったのだ。
もちろん、なんの問題もなく注文が通り、やがて『鍋焼きそば』\1,000到着
じゃぁ~ん
いろいろ入っているぞぉ~
そばは手打ちの幅広麺。国産そば粉の二八らしいのだが、そばの美味しさが感じられる。
でもね、食べ進めてわかってきた。鍋焼きで煮込まれてくると、たくさんの具材のエキスがつゆに溶け込んで雑味になり、うどんなら抵抗感がなくてもそばだと何かマッチしていない感じがしてくる。
やはり こういう食べ方ではなく、本来のつゆにそばを入れて別に仕込んだ具材をトッピングするほうが、そば料理としては全体的に味が調和してくるんじゃないかな?
味は楽しめたし、体もあったまってよかった。いろいろ考えることもあったね
ごちそうさまでした~
※ 埼玉県のおそば屋さん巡りの履歴はこちら。
※ うどん料理のそばバージョンのまとめページはこちら。
※ 2018年3月29日追記:
元・【有楽町 更科】4代目主人の故・藤村和夫氏「うどんの秘密 ホンモノ・ニセモノの
見分け方」(PHP新書:2006年4月)33ページ記載によると
” 東京の蕎麦屋でいちばん困惑したことは、お客様が「オソバの鍋焼きをクレ」といわれた
ときで、「溶けてしまいます」とお断りするのですが、「お江戸は遠くになりにけり」と
いう感を深くします。
蕎麦は絶対に「再茹で」しません。ですから、熱いもりの「あつもり」が通ると、きっちり
洗って冷水で締め、取り分けた蕎麦を蒸籠に盛ってから、その上にもう一枚蒸籠を載せ、
「あつもり」のご注文は、「オソバの鍋焼き」ほど理不尽なご注文ではなく、むしろ通人
好みです。 ”