「〇〇風カレーそば」 どんなものがある?
これまで、「パキスタン風」 「ジャワ風」 「タイ風」 のものはいただいたことがある。
それでは「日本風」はどう?
「日本風」って言ったら「和風」のこと。オール・ジャパンだ。これは出汁を使った日本のそば屋の『カレー南蛮そば』そのものじゃないか。
でも、オール・ジャパンでなくて地域限定の「〇〇風カレーそば」を提供する店がある。
それが
京都だ。「
京風」だ
京都の商店街を歩き回るのも久しぶり。河原町駅の近くの新京極通りへ。
![新京極通り](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/cd7b8c8209a1e21d43c9be64633e1927cd3dcc3f.51.2.9.2.jpeg)
目指す店は
新京極商店街にある。
![新京極田ごと@田原町(京都市)2](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/1925b6e2a72b1b558a7074ffe4d51270cb440d41.51.2.9.2.jpeg)
【新京極 田ごと】 京都市中京区中之町547
公式ページ、
紹介ブログ
明治時代に創業。わりと近くにある【本家田毎(ほんけたごと】の分店(いきさつは
こちら)。
ほかに近くに和食の同名店もあるが、そちらとの関係は不明。
公式ページより「田毎? そう棚田の田圃に映る月の事です。信州更科の姨捨山は月の名所で又蕎麦の名所でも有ります。そこから屋号が田毎になりました。」とのこと。
店頭にほらっ、「道場 田ごと 京風カレー そば うどん」と出てるよ
![新京極田ごと@河原町(京都市)のPOP](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/41f6df82e3f6590cd6b15671c354f2bd66511afb.51.2.9.2.jpeg)
上記 紹介ブログによれば、「京風は出汁がカツオと昆布で薄味だからで、道場は店の所在地が昔、道場と言ったからだという。」
店頭のお品書き。東京では馴染みがなかったり、用語が異なる『あんかけ』『鳥なんば』『けいらん』『しっぽく』『木の葉丼』なんかあるね
![新京極田ごと@河原町(京都市)の店頭メニュー](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/681a4273d78c38a4c43be4c61babe2248419de8a.51.2.9.2.jpeg)
入店して席に着く。外国人客もいるね。メニューには目当ての「京風カレー」がある。
『きつねカレー』『鳥なんばカレー』『天ぷらカレー』の3種ある。トッピング無しはないんだ。
![新京極田ごと@河原町(京都市)のお品書き2](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/fccae4dd34d442fbaf26ab0a1295996cd22c24d6.51.2.9.2.jpeg)
本来は「
あんかけ」メニューの『のっぺい』
![下矢印 下矢印](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h030.gif)
が目当てだったの。まあ、それは別の機会にいただくことにしよう。
![新京極田ごと@河原町(京都市)のお品書き1](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/f5bc9b704023eec57e630328849551e988cd567a.51.2.9.2.jpeg)
いただいたのは『天ぷらカレーそば』\1,050。
![新京極田ごと@河原町(京都市)の天ぷらカレーそば1](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/66c3dcc2148ce4eef26dceb8c1b8d4cf2bd34dd9.51.2.9.2.jpeg)
出汁がよく効いてとろみがかかったカレーつゆにそばがよく絡む。そば自体はそんなにも自分の好みの味わいでないような気もしたが、カレー味でよくわからない。全体的に美味しいことは美味しいよ。
名古屋メシのひとつにも挙げられる名古屋名物『カレーうどん』のカレーつゆの味わいに似ているような気がしたのだがどうだろう?
(最後に食べたのは2012年12月に若鯱家名古屋駅エスカ店にて)
揚げたての海老天は美味しく、カレーにもマッチしている
![新京極田ごと@河原町(京都市)の天ぷらカレーそば2](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/15f5d08fa37e6b67a6cbf27bc725c450b3d21f13.51.2.9.2.jpeg)
あらためて『京風カレーうどん・そば』について調べてみる。
『あんかけうどん』がキーワードのようだ。
『カレーうどん』の名店と言われる【
味味香】さんによれば、
こちらのページで、
”京都の人は(片栗粉でとろみをつけた)『あんかけうどん』が大好きなのだという。本来の京風うどんはダシをきかせた上品な味だが、あんかけの場合は「あんの食感に負けないよう少しだけ味を強くするんです」とのこと。その「あんかけうどん」にスパイシーなカレー粉を加えてみたら大層おいしかった。これが、「京風カレーうどん」の始まりなのだという。」
ここでポイントとなるのが、味のついていないプレーンなカレー粉を使うということだ。つまり、味のベースはあくまで「あんかけうどん」なのである。平岡さんは続ける。「
東京や名古屋のカレーうどんはゴテっとしたカレールゥが主流でしょ。しかし京風カレーうどんは基本的にあんかけなのです」。”
また、別の
こちらのページでは、
”鰹と昆布の風味がしっかり効いた京都おだしのカレーうどん。ルーを使わず、複数種類のスパイスを使ったあんかけタイプです。のせられているのは京都の定番具材。牛肉に九条ネギ、そして「おあげさん」と呼ばれ京都市民に愛されている油揚げがたっぷり!これが基本です。カレーだしがよく染みた「おあげさん」は京都市民に大人気。”
う~ん、名古屋名物の『カレーうどん』と違うと言われちゃっているw
で、私がカレーつゆが似ていると感じた名古屋名物の『カレーうどん』を調べると、
こちらのページによると
”ダシの味、スパイス、とろみ。その絶妙なバランスが、全国基準と大幅に違う”
また、別の
こちらのページによると
”
一般的なカレーうどんは和風ダシがベースで、片栗粉でとろみをつけたあんかけをカレー風味にしたもの。
ところが、名古屋では鶏がらベースのダシに、インドカレーばりに多彩なスパイスで辛みや香りを出し、なおかつ太麺を合わせるカレーうどんが主流。昭和50年代に誕生し、今ではこれをメインにした専門店もあちこちにあるほど普及しています。”
となっている。
う~ん、なんか、言ってることがいろいろな人で違ってるw
私も名古屋のカレーうどんに詳しいわけじゃないから、結局、京風と名古屋風の違いを明確に理解できてないなぁ
もっと勉強しようw ごちそうさまでした~
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2018年7月26日追記:
2018年7月25日の”夏も「カレーうどん」が名古屋流! 厳選でらうま店5軒”という記事では、
1.名古屋カレーうどんの発祥の地! 【本店 鯱乃家】
2.スパイス香るできたてカレー! 【若旦那21】
3.老舗の正統派カレーうどん! 【えびすや本店】
4.つけカレーうどんは大須名物! 【ゑぐち屋】
5.味噌煮込みうどんのカレー版! 【鯱市(SHACHI-ICHI)】 が紹介されているのだが、
”「名古屋のカレーうどん」の特徴といえば、「鶏がらスープと魚介だしのダブルスープ」 「片栗粉でとろみをつけない」「どろりとしたカレー」のイメージがあり、【本店 鯱乃家】
は、この「名古屋風」を備えているが、片栗粉を使っている店はないものの、だしの種類も
とろみ具合も実にさまざま。『うちのカレーはこれです。』といった独自の進化が進んで
いる状態。「つけ麺風」「まぜそば風」といったアレンジ版が評判の店も多い、とのこと。
ちなみに、【えびすや本店】では、『カレーそば』も扱っているので私の宿題にしておこう。
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※ なんとなく珍しく感じる『カレーそば』のコレクションはこちら。
※ 京都府のおそば屋さん巡りの履歴はこちら。
京都の鶏料理専門店として有名な八起庵の京風鶏カレー