【特集:郷土料理のそば】の第38回目として
ネパールのそばがきの『ディド』をいただいたが、久しぶりに食べたくなって大塚駅北口の未訪の店に
目立たないけど雑居ビルの前にメニュー看板が見えてきた。
ビルの5階にある。
エレベーターで5階に上ると、いきなり店内
【ネパール民族料理 カスタマンダップ】 豊島区北大塚2-7-9
第33東京ビル5F ぐるなび、紹介ページ
昨年の9月、新大久保の人気店【
アーガン】(未訪)のスタッフの方が独立してオープンしたようだ。
店内はまあまあ広い。外国人客もいる。端っこのテーブル席に案内された。
メニュー(目当ての品が載っているところだけ)
ズーム
『ディド』について【プルジャ ダイニング】@巣鴨でいただいた時の説明文を再掲:
★。・。・゜☆。・。・゜★。・。・☆ こ こ か ら ・。・゜★。・。・゜☆。・。・゜★
英語式スペリングだと「Dhido」とか「Dhindo」と表されるようだが、日本語では「ディド」とか「ディード」とか「ディロ」と記載されるみたい。
【プルジャ ダイニング】@巣鴨の
紹介ページから引用すると:
”
ディードとは、そば粉、キビ粉、小麦粉、大麦粉、とうもろこし粉などに熱湯を加えて、よく練ったそばがきのような、ネパールの主食。マス、タルカリ、チャトニ、アチャールといったおかずが添えられて供されます。さまざまな粉が混ぜられているからか、食感はボソッとした100%そば粉のそばがきと比べれば、モチモチしていて美味。濃厚なバターのような香りのギーが乗せられて供されます。”
また、以前いただいた【タカリバンチャ】@大森の店のご主人が先生となっている料理教室の
ページから引用すると:
”
山間部の多いネパールは冷涼で寒暖が差が大きい土地が多く蕎麦の実が締まり美味しくなります。パーパル コ ディロ と呼ばれるネパールのそばがきは、米やチウラと同じように主食として食べられていて、特に米や小麦の育たない山岳部では根強い人気のある食べ物です。ディロは、日本のような麺ではなく、練って作るものですが、温かいうちに手でちぎって「ククラ コ マス ゾール(チキンスープカレー)」にくぐらせ、飲みこむように食べるのが ネパール式です。”
とのこと。
★。・。・゜☆。・。・゜★。・。・☆ こ こ ま で ・。・゜★。・。・゜☆。・。・゜★
しばし待って『タカリデド&ライスセット』\1,480。
ライスセットになっているけど、プレートに ごはんは載っていない。ディドがなくなって、おかわりしたい時にディドではなくて ごはんが提供されるとのこと。
プレートに何が載っているかを書くのが面倒なのでメニューの写真から
ディドはカレーにつけていただく。ほかの料理もいいよ。あれこれ書かないけど、ほどよい辛さで美味しくて満腹で満足さ。
ごはんはいらなかったよ。ディドがこんなにあるんだもの。
【アーガン】@新大久保の『タカリディド&ライスセット』と税込・税別以外は一緒だね。
こちらも行ってみたいな。ごちそうさまでした~
【関連ブログ】
■
2016年11月25日: タカリバンチャ@大森で『スペシャルディドセット』
■
2017年03月11日: プルジャ ダイニング@巣鴨で『ディードセット』
■
2017年03月21日: ネパールミテリキッチンレストラン&バー@西日暮里で『ディドセット』
※ 【特集:郷土料理のそば】の一覧ページは
こちら。
<< 豆知識 >>
「東京人」 2018年5月号 8ページ 野津治仁 氏(ネパール語通訳者 等)のコラム
8ページ 「ネパール人の日常食は『ダルバート』」
・「インド・ネパール」レストランの看板も多くなった。「インネパ店」と呼ばれることも。
たいていは北インドの代表的なカレー類(バターチキンなど)やタンドゥール料理
(ナンやタンドリチキンなど)をメインにおいて、ネパール料理は申し訳程度しかない
・「インネパ店」はたくさんあっても、ネパール料理店が多い観はない
・「インネパ店」の多くを主に運営しているのはネパール人
・認知度の低いネパール料理を出すリスクを買うよりもインド料理の店としたほうが儲かる
・ネパール人は増加。2015年末以降、中国・韓国・フィリピン・ベトナム・ブラジルに
次ぐ6位。2014年6月末、74,000人超えで10年前の10倍以上。留学生が25,000人近く
で中国・ベトナムに次ぐ3位。技能在留資格者(多くは調理師)も13,000人近く。
・著者は縁あって、JR大塚駅近くの【ネパリダイニング ダルバート】を1年ほど前に開店
→ 2018年11月30日閉店 → 現在は別オーナーのネパール料理店