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18時間かけてやってきた女子学生さんは、
二日目の今日も朝一番にやってきた。 開館前の列の一番前に並んでいた。 会場と共に各企業のブースを回って説明と面接を受けていたみたいだ。 結局、この日も閉館時間ギリギリまでいた。 どこかの企業でよい感触があったのか? とても気になってしまった。 そこそこ裕福な学生たちは、 フォーラムの前からタクシーで帰っていく。 そうでない地方の学生たちは、 一番近くの駅まで歩いて帰る。 この人たちが一年後、三年後、五年後にどのようになっているのか? 大変楽しみである。 考えてみれば就職活動は、自分を売り込んで…断られて… の繰返しである。 こういう体験を潜った人たちは一段強くなる。 人によってだが、 いくつかは受かり、いくつかは落ちる。 面接試験という短い時間で、相手の評価が決まる。 会場内では、企業によっては 面接後1hで、採用者、不採用者が張り出される。 採用者を張り出すのはわかるが、不採用者には「×」がつけてある。 個人的には一瞬戸惑ったが、 彼女彼らはそれを受入れて、別の企業のブースに向かう。 そういうの眺めていると、「タフ」だなぁと思った。 体力も精神力も…。 例え落ちても「次へ…」である。 考えてみれば、前に進む中には「落ちる」ことも含まれている。 こういうのを学生のうちから体験しているのだから、 社会に出てからもタフなはずだ。 落ちる(断られる)のを怖がって、 自分からリアクションしないで、 紹介だけで切り抜けられるのは、長くは続くものではない。 そういう人は臆病な仕事をするようになる。 全国の秀才たちが、それぞれの地域から 電車で10時間かかろうが、 受かったり落ちたりしながら都市に集まってくる…。 世界の視線が上海に注がれるのは、 現在の好景気だけではなく、 こうした学生たちが切り開く未来にあるのかもしれない…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/01/15 08:44:14 PM
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