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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:販売促進
商人魂があふれる中国人の商売のやり方は、 本当に参考になる。 (良くも悪くも、、、) 販売ができないのに「サービス業が好き」とか、 「お客様の笑顔が大好きです!」と言いつつ、 「でも、販売係りは嫌です」という人が増殖中の日本のスタッフには ぜひ、見せたい光景がたくさんあります。 「サービスは対価をもらうためにやるん」というシンプルな原則を思い知らせてくれます。 (ボランティアじゃあないからね) 中国の小売業の現場なんか見ると、 結局、私ってホスピタリティだとか顧客満足とか 響きの良い部分だけ切り取った状態だけが好きだったんだ、、、 と、多少でも正直な気持ちになるはずです(笑)。 モノが売れる中国も商人魂の満員電車状態だから、 どの地域も小売業は激戦区。 売れなけりゃ、即退場です。 今日もそんな激戦区で、家電販売店で「販売の瞬間の視察」をしてみると、、、 販売サービスの仕事が大好きになりそうなシーンをいくつも目撃することができました。 === デジカメを見ている客に、一人の店員が近づく。 「そのピンク色がお気に入りですか?」と店員。 (いきなり色から入る) 「ええ、だけどぉーこれもいいわよねぇ」と紫色のデジカメを手に取る。 すると店員は、ピンク色のデジカメを手にとって、 客が手にした紫色のデジカメと横並びにして 「そーですねぇ。確かにそちらもお似合いですね」と。 (お似合いです、という言葉が素晴らしい) 「だけど、これは僕はコメントできません。両方いいと思います」とダメ押しの一言。 「ただ、バッグと同じで洋服ごとに似合う色は違うかもしれませんね」と仕留めにかかる店員。 ピクン!と反応する客。 「取り合えず、両方買っておくわ」とのことで、 そのまま会計へ、、、。 (5分19秒:自尊心をくすぐった後のお似合いフェイスロック!) === さっきからノートPCをジッと見つめる中年男性の客。 横にスウッと現れて、何げに客の視野に入る店員。 「このPCは、他にどんな色があるの?」と、またまた色のこと。 「えーと、全部でこちらの6色です」と、 モックアップモデルを並べてみせる。 「6色かなー」と言いながら交互に眺める客。 「これはいくらなの?」 「全部で、58万円です」と笑顔で答える店員。 (日本円換算で、、、多分そのくらい) (っていうか、いきなり全部で?) 「全部?6色?6個か?」ときょとんする客。 「はい、全部です」とあくまでも淡々と笑顔の店員。 しばし、ぶつぶつ悩みだす客。 (悩まないでもいいでしょう、一つにしなさい、と心の中でつぶやく私)。 「まぁ国慶節(大型連休)も近いから、プレゼントにいいな、これは」 「はい、喜ばれると思いますよ」とヌケヌケと話す店員。 (それは喜ぶでしょう、PCだもん) さらに「お会計しましょうか?」と絶対的にヌケヌケとした姿勢で通す店員。 「頼むよ」と、言いながら続いてデジカメのコーナーを覗き込む客、、、。 (4分30秒:サイドポジションからの親戚愛固め!) === ふと我に返ると冗談のようなシーンが、 バンバン飛び込んできます。 「ああ、販売する時には自動的に1つと考える癖がついているのかな?」と 自分を責めてしまいそうです(汗)。 その他にも、「えっ!?」といういくつも販売シーンがありました。 まぁ、そのまま日本で使えるとは限らないけど、 少なくとも、こんな販売してみたいなぁという気持ちにはなります(笑)。 私たちレジャ研の場合は、 こういう人たちがせっかくインバウンドで訪日した際には、 どうやって売ってやろうか?と考えるわけです。 絶対に逃がさんぞ!と(笑)。 決して消極的にはなるまい!と心に誓うわけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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