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カテゴリ:インバウンド対策
昨年、中国人観光客対応の研修やセミナーなどで大阪に訪れることが増えてきました。 あるセミナーで「私たちは現場の対応には自信があります」と 自信タップリだったホテルに宿泊してみました。 フロントにも客室清掃にも中国人スタッフがいて、 現場対応を抜かりなく…やっている印象でした。 ところが、問題は朝食です。 和洋のバイキング形式の朝食レストランでのこと。 2日目に気づいたのは、中国人客が何を食べているか?で、 そのほとんどがパンとオムレツとフルーツでした。 一見たくさんある料理に、さぞ満足しているのかな?と思いきや、 中国人客の好みの料理が少なかった、ということです。 それは中国人だけでなく、 欧米人も「小食だな」と思ったほどです。 まニューの詳細は省きますが、大阪名物たこ焼きも並んでいるものの、 朝食は、食べ慣れた食事をとりたいもの。 香港人の富裕層の家族は、 「朝からたこ焼き食べる外人がいるかよ」とイラついてました。 それにプラスして、 一泊2万円前後のホテルくらいになると、 中国では、バイキングであっても飲み物はウェイトレスが運んでくれます。 ところが日本はそうでない場合が多いので、 「意外にサービス悪いんだな」となってしまうのです。 食事中、飲み物を取りに何度も往復するのは面倒なので、 そのサービスが評価を分ける…ということです。 いずれにしろ、中国人スタッフを雇えばそれでOKではない という見本のようなホテルでした。 === チェックアウトの朝、ホテルの朝食を取らずに、 ホテル周辺で食べようと思い探していると、 すぐ近くに、パッと見た感じ外人客で賑わっている喫茶店を見つけました。 賑わっている理由は、 外人にもわかりやすい、店先に置いてあるこのサンプルとメニューボードでした。 見事です! ホテルの朝食に不満足だった外人客を しっかりゲットしているわけです。 (事実、店長がそう教えてくれました:笑) 見ただけでズバッとわかる…大事なポイントですね。 最終日に、さすが大阪らしい?商売センスを見つけた気がしました(笑)。 ホテルの支配人にフィードバックしようかな?と思ってたけど、 喫茶店も応援したいので、しばらくは黙ってることにしました。 外人客の多いホテル周辺は、 実はビジネスチャンスの宝庫ですね。
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